「好きにならずにいられない」は、
1961年エルヴィス・プレスリーが、映画「ブルー・ハワイ」の挿入歌として唄った曲です。
日本ではプレスリーの最高のヒット曲のように知られている曲ですが、全米チャートでは最高第2位で、1位になったことはないのです。
でも、英国では4週間に渡ってチャート第1位となりました。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/14/weapon6013/4f/4e/j/t02000253_0200025311779929110.jpg?caw=800)
1970年代のプレスリーのステージでは、クロージング・ナンバーとして唄われていたようです。
「好きにならずにいられない」は、18世紀仏国の作曲家「ジャン・パウエル・エジート・マルティーニ」が作った歌曲「愛の喜び」を元にして作られました。
「愛の喜び」は、仏語や伊語で唄われることが多く、
その甘いメロディーとは裏腹、歌詞の内容は、
愛の喜びは たった1日
愛の苦しみは 一生・・・
という、とても苦い歌なのです。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/14/weapon6013/7c/67/j/t01830276_0183027611779929108.jpg?caw=800)
本来の意味から云えば、「好きにならずにいられない」は、カヴァー曲なのです。
しかし、メロディーを引用しているものの、曲の調子や歌詞がプレスリーのために作り直されていて、ほぼオリジナル曲と云ってよいと思います。
この曲を作詞・作曲したのは、
「ジョージ・デビッド・ワイス」、「ヒューゴ・ペレッティ」、「ルイージ・クレイトアー」の3人からなるソングライター・チームでした。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/14/weapon6013/e3/03/j/t02200225_0222022711779930956.jpg?caw=800)
1961年にリリースされたシングルには、「好きにならずにいられない」は、B面扱いでした。
ちなみに、A面は「ロカ・フラ・ベイビィ」で、思うに、おそらく両面A面ということだったのでしょう。
プレスリーの唄う歌詞は、原曲とは違って、
片想いのときめきを歌い上げています。
この曲は、カヴァーをしているミュージシャンを挙げると、キリがありません。
カヴァーをした代表的なミュージシャンを挙げると、
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/14/weapon6013/10/25/j/t02200220_0225022511779929598.jpg?caw=800)
「アンディ・ウイリアムス」が、アップテンポにアレンジして、1970年全英チャート第3位になりました。
「スタイリスティックス」が、1976年全英チャート第4位になっています。
カナダ人の「コリー・ハート」が、カナダでチャート第1位になりました。
それから、「UB40」が、1993年ビルボード誌で7週間チャート第1位になりました。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/14/weapon6013/e6/2b/j/t02200176_0251020111779929109.jpg?caw=800)
2010年にリリースされたアニメ映画「リロ&スティッチ」のアルバム「ロック・スティッチ」の中にも収録されていますね。
つづく