オー・シャンゼリゼ | ウルトラマン・Hの ひとりごと

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オー・シャンゼリゼ」は、1969年にリリースされた仏国のフレンチポップの楽曲です。


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元になったのは、1968年英国の「ジェイソン・クレスト」というサイケデリック・バンドが作った「ウォータールー・ロード」という曲でした。

この曲に仏国の作詞家「ピエール・ドラノエ」が、仏語で歌詞をつけました。


ジェイソン・クレスト」の歌詞は、舞台がロンドンのウォータールー通りとなっていましたが、「ピエール・ドラノエ」がこれを、パリのシャンゼリゼ通りに置き変えたものです。


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これを仏国の人気歌手「ジョー・ダッサン」がシャンソンにアレンジして唄ったのが、そもそもの始まりのようです。


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我々のバンドのレパートリーにしている曲のひとつなのですが、先日、バンドメンバーのエイミーが、

オー・シャンゼリゼ」の「オー」は、感嘆詞の「おお!」の「オー」じゃないのよ」などと言い出したので、

ちょっと調べてみました。


なるほど、原文は仏語で「Aux Champs Elysees」となっていて、「オー」にあたる「Aux」は、「オー」じゃなくて単に「オ」と発音すべきものなんですね。


つまり、「Aux」は感嘆詞ではなくて、方向や目的地点を示す前置詞である、ということでした。


ですから、「おお!シャンゼリゼ通り」ではなくて、「シャンゼリゼ通りには」とか「シャンゼリゼ通りで」と訳すのが正解なんですね。


ちぃ~とも知らなかったわぁ!


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日本語のバージョンは、安井かずみさんが訳詩をされる際に、仏語の意味を十分にくんだうえで、このメロディーのサビの部分に日本語の歌詞を合わせたものなのです。

ふたつを比べてみると、こうなります。


日本語は


   おー シャンゼリゼ おー シャンゼリゼ

   いつも 何か ステキなことが

   あなたを 待つよ シャンゼリゼ


仏語の原文は


   シャンゼリゼには シャンゼリゼには

   晴れでも 雨でも 昼でも 夜中でも

   欲しいものは みんなあるよ

   シャンゼリゼには


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日本では1970年に「ダニエル・ビダル」の歌が大ヒットしました。

ダニエル・ビダル」、可愛いかったですねえ。

こんなフランス人形みたいな女の子が地球上にいるのかと、幼い(?)心がときめいたものでした。


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フランス・ギャル」も、可愛いかったなあ・・・。(このブログには関係ないけど・・・)



つづく