「オー・シャンゼリゼ」は、1969年にリリースされた仏国のフレンチポップの楽曲です。
元になったのは、1968年英国の「ジェイソン・クレスト」というサイケデリック・バンドが作った「ウォータールー・ロード」という曲でした。
この曲に仏国の作詞家「ピエール・ドラノエ」が、仏語で歌詞をつけました。
「ジェイソン・クレスト」の歌詞は、舞台がロンドンのウォータールー通りとなっていましたが、「ピエール・ドラノエ」がこれを、パリのシャンゼリゼ通りに置き変えたものです。
これを仏国の人気歌手「ジョー・ダッサン」がシャンソンにアレンジして唄ったのが、そもそもの始まりのようです。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120127/18/weapon6013/02/e8/j/t02200196_0238021211758591564.jpg?caw=800)
我々のバンドのレパートリーにしている曲のひとつなのですが、先日、バンドメンバーのエイミーが、
「オー・シャンゼリゼ」の「オー」は、感嘆詞の「おお!」の「オー」じゃないのよ」などと言い出したので、
ちょっと調べてみました。
なるほど、原文は仏語で「Aux Champs Elysees」となっていて、「オー」にあたる「Aux」は、「オー」じゃなくて単に「オ」と発音すべきものなんですね。
つまり、「Aux」は感嘆詞ではなくて、方向や目的地点を示す前置詞である、ということでした。
ですから、「おお!シャンゼリゼ通り」ではなくて、「シャンゼリゼ通りには」とか「シャンゼリゼ通りで」と訳すのが正解なんですね。
ちぃ~とも知らなかったわぁ!
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120127/18/weapon6013/45/7f/j/t02200165_0259019411758597783.jpg?caw=800)
日本語のバージョンは、安井かずみさんが訳詩をされる際に、仏語の意味を十分にくんだうえで、このメロディーのサビの部分に日本語の歌詞を合わせたものなのです。
ふたつを比べてみると、こうなります。
日本語は
おー シャンゼリゼ おー シャンゼリゼ
いつも 何か ステキなことが
あなたを 待つよ シャンゼリゼ
仏語の原文は
シャンゼリゼには シャンゼリゼには
晴れでも 雨でも 昼でも 夜中でも
欲しいものは みんなあるよ
シャンゼリゼには
日本では1970年に「ダニエル・ビダル」の歌が大ヒットしました。
「ダニエル・ビダル」、可愛いかったですねえ。
こんなフランス人形みたいな女の子が地球上にいるのかと、幼い(?)心がときめいたものでした。
![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120127/18/weapon6013/cc/a0/j/t01920192_0192019211758596299.jpg?caw=800)
「フランス・ギャル」も、可愛いかったなあ・・・。(このブログには関係ないけど・・・)
つづく