「ドゥービーブラザーズ」は、1969年、トム・ジョンストン(G)、ジョン・ハートマン(DS)、グレッグ・マーフィ(B)の3人が集まって結成した、フォーク・カントリー系のバンドでした。
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その後、ジェフ・バクスター(G)やパトリック・シモンズ(G),キース・ヌードセン(DS)などが加わり、珍しいツイン・ドラムの8人編成となりました。
1971年、バンド名を「ドゥービーブラザーズ」とし、待望のアルバム・デビューを果たしましたが、セールス的には失敗でした。
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翌年、一部メンバーチェンジをしながら、セカンド・アルバム「トゥールズ・ストリート」を発表、この中からシングルカットされた「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」が、全米ヒットチャート第11位となる大ヒットとなりました。
この「ドゥービーブラザーズ」というバンド名の由来はというと、
彼らは売れていない時期に、よくマリファナの回し飲みをやっていたそうで、「ドゥービー」というのは、カリフォルニアでは「麻薬(マリファナ)」の隠語なんだとか。
本当に吸っていたかどうかは分かりませんが、きっとある種のノリで名付けたのでしょう。
つまり、彼らは「マリファナ兄弟」というわけですが、「ブラザーズ」といっても、本当の兄弟はいませんけどね。
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「ドゥービーブラザーズ」といえば、トム・ジョンストンのギターのイントロが何ともかっこいい曲、「ロングトレインランニン」というのがあります。
これは、1973年、彼らのサード・アルバム「キャプテン・アンド・ミー」に収録されていました。
シングルカットされたこの曲は、全米チャート第8位となる大ヒットとなりました。
「ロングトレインランニン」は、その後、何度もリバイバルヒットを繰り返しました。
数年前、某メーカーの車のCMソングとしても使われていましたね。
イントロのギター・カッティングを耳にしただけで、(ああ、あの曲か)と思い出す方も多いと思います。
ギター・カッティングといえば、サード・アルバムに「チャイナ・グローブ」という曲が収録されていました。
こちらもイントロのギター・カッティングがかっこいいですね。
この曲は、全米チャート第15位になっています。
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1974年、アルバム「ドゥービー天国」を発表、シングルカットされた「アナザーパーク」のB面に入っていた「ブラック・ウォーター」が何故か大ヒット、全米チャート第1位に輝きました。
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押しも押されぬ米国を代表するバンドとなった彼らは、メンバー・チェンジを繰り返しながら、1975年、アルバム「スタンピード」の制作を開始します。
ところが、このアルバムは、発売前の予約注文だけでミリオンセラーとなりました。(凄い!)
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トム・ジョンストンは、ギター・コードのカッティングによるリフを作る天才なのかも知れません。
彼のブルースっぽいボーカルも気持ち良いですよね。
彼のワイルドなギタープレイが、初期の「ドゥービー・ブラザーズ」のイメージを作り上げているのです。
後にボーカルがマイケル・マクドナルドに変わってから、バンドの印象がガラリと変わりました。
どちらも好きですが、私はトム・ジョンストンのいた「ドゥービー・ブラザーズ」が良いかなあ。
つづく