1950年・1960年代に活躍したガールズ・グループといえば、ロネッツ、シレルズ、デキシー・カップス、マーベレッツ、シュープリームス、シャングリラズ等等、たくさん出ています。
その中で、最高峰のグループといえば、この「シフォンズ」ではないかと思います。
一発屋が多い中で、「シフォンズ」は、10曲以上のヒット曲を残しています。
「シフォンズ」というと、先ず思い出すのが、「ヒーズ・ソー・ファイン」ではないでしょうか。
この曲、当時マネージャーだったレナルド・マックの作品で、1963年に全米チャート第1位になりました。
実はこの曲、あのジョージ・ハリスンの「マイ・スィート・ロード」の元ネタになった作品です。
ビートルズのあのジョージが、全米NO・1ヒットを故意に盗作するとはどうしても考えられません。
偶然似てしまったのだろうと思いますが、そうはいっても、「マイ・スィート・ロード」も名曲のひとつには違いありません。
過去の名曲が姿を変えて、新しい名曲に生まれ変わった・・・と、そういう事にしておきましょう。
「エリーゼのために」が「キッスは目にして」になったようなもの・・・、違うか(笑)
さて、「シフォンズ」の曲で忘れてはいけないのが、「ワン・ファイン・デイ」です。
直訳すると、「ある晴れた日に」で、「蝶々夫人」に何か関係あるのでしょうかねえ。
この曲、作ったのは、キャロル・キングとジェリー・ゴフィン夫妻で、全米第5位まで上昇するヒットとなりました。
最初は、リトル・エバがリード・ボーカルで、クッキーズがコーラスだったのですが、テープからエバのボーカルを消して、シフォンズの歌とコーラスをこれに載せて焼きなおしたそうです。
イントロから流れる跳ねるようなピアノ、そこに被さってくるシフォンズのコーラス・ハーモニー、
シュビドゥビドゥビ ドゥビドゥ ワッワァ~♪
心がうきうきしてきますね。
このピアノを弾いているのは、キャロル・キングご本人なのです。
カーペンターズが「ナウ・アンド・ゼン」のアルバムの中で、この曲をカバーしていますが、これも聴いてみる価値ありですね。
「シフォンズ」の魅力は、何と言っても、その洗練されたハーモニー・コーラスにあります。
リード・ボーカルのジュディと他のメンバーのコーラスの絡みが実に心地良い。
ニール・セダカが結成したコーラス・グループ、「トーケンズ」がプロデュースしているからかもですね。
実はこの「シフォンズ」、ツイン・ボーカルでして、シルヴィアがリードを取る事もあるのです。
メンバーは、写真右から、ジュディ パトリシア バーバラ シルヴィア です。
ガールズ・グループの最高峰、「シフォンズ」の歌声を聴くには、このアルバムがお勧め。
エンジェルスやシレルズのカバーも入っています。
そうそう、レスリー・ゴーアの「涙のバースディ・パーティ」のアレンジも楽しいです。
つづく




