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公開日時:2026年7月6日18時54分

 

本日の日本株は、日経平均-0.0%とほぼ横ばい、TOPIXは+0.9%で史上最高値を更新と、小動きながら明暗の分かれた一日でした。

 

中身はシンプルで、今日も半導体が売られ、その他はほぼ全部が買われる、という展開。

前場はKOSPI安もあって日経平均が崩れる場面もありましたが、日経平均もTOPIXも後場はアルゴ系の淡々とした買いで、引けにかけてじりじり戻しました。

 

需給は良く、大型バリュー株、あるいはTOPIXを買っておけばいい、といえばそんなマーケットです。

ただ、こういうマーケットになると盛り上がりに欠ける、と以前からコメントしてきた通り、指数の上げは緩やかでした。

 

東証プライムの売買代金も9.8兆円と、10兆円割れ。

贅沢を言えばきりがないのですが、少し面白みに欠けました。

 

個別では、太陽誘電-10.6%、村田製作所-7.5%、イビデン-8.4%と、半導体・電子部品が売られました。

イビデンなどプリント基板関連は、エヌビディアの新型サーバー「Kyber」の投入遅延報道が重しになった格好です。

キオクシア-2.1%、KOKUSAI-6.1%、SCREENホールディングス-5.7%もさえず、このあたりはASMLやTSMCの大型決算を見極めたいという様子見もあったようです。

 

一方で買われたのは、防衛の三菱重工業+8.4%、IHI+7.0%、東京計器+12.3%、造船の名村造船所+14.8%、海洋開発の三井海洋開発+9.5%、原発の日本ギア工業+6.1%あたり。

業種別でも海運+3.2%、輸送用機器(自動車)+3.1%、機械+3.0%が上位と、景気敏感・バリューに幅広く資金が向かいました。

 

背景にあるのは、金利上昇と円安です。

新発10年債利回りは2.83%、20年債は3.8%と、ともに1996年以来の高水準まで上昇し、円も対ドルで162円台まで下落しました。

金融も三菱UFJ+1.3%、三井住友FG+1.9%と、この金利上昇メリットで堅く、トヨタ自動車+3.4%など内需・バリューにも買いが続きました。

 

グロース250指数は+1.4%と、中小型株も引き続き好調でした。

 

テラドローン+15.9%、QDレーザ+4.4%と、中小型全体を盛り上げられる銘柄が大きく上昇し、GO+7.2%、LiNKX+19.9%、ネイス+10.3%といった直近IPO銘柄が強いのも好印象ですね。

加えて、ネットセキュリティ(網屋+11.3%など)、SaaS(フリー+6.6%など)、自動運転(エクスモーション+17.8%など)、バイオ(Heartseed+4.5%など)と、少し懐かしいテーマ株群も元気でした。

 

何かをやれば何かに当たって、そこそこ儲かりそうなマーケット。悪くないですね。

 

気がかりは、独立記念日の休場明けとなる今夜の米国株です。

ここでハイテク中心にまた下げると荒れるのが嫌ですが、それでも日本株は底堅いので、心配は少ないとみています。

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/24393/

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公開日時:2026年7月5日21時12分

 

【総評】

投資主体別売買状況・現先合算(6月4週、6/22-6/26)

同週の日経平均は下落。AI関連が売られ、週間では1,889円の下落となるなか、海外は大幅に売り越し(-1兆7,400億円)となった。一方で、個人は大幅に買い越し(+1兆1,700億円)となった。

 

海外は現物(-1兆2,400億円)だけでなく先物(-5,100億円)も日経平均型を中心に売り越し。指数寄与度の高い半導体関連や先物に売りが出ていたと思われる。

個人は現物(+9,500億円)・先物(+2,200億円)ともに買い越し。

信託銀行の買い越し(+1,900億円)は日経225先物(≒投信)が中心であり、統計上では年金系の動きは目立たなかったが、配当再投資先物買いがTOPIXで1,600億円(≒年金分800億円)あった筈なので、その分は売った事になる。

 

GPIFは、この週では2−3千億円の日本株売りを実行したと想定している。

 

事法の売り越し(-2,700億円)の背景は、大半が、トヨタがMS&AD株を約3,000億円で全株売却したこと(政策保有株の削減加速)とみられる。

 

GPIFの2025年度末の業務概況が公表された。

3月末時点のウェイトは日本株=24.31%、外株25.32%、円債25.37%、外債25.00%。

日本株全体は年間通して売り傾向で、総額10兆円を売却した。

また、パッシブ運用の中で、MSCI ESGとWIN、FTSE Blossomを大幅に縮小、TOPIXパッシブに振り向けた。

 

【1】現在進行中のインデックスイベント

  •  ETF分配金捻出オペレーション(メイン7/8、10)

大型ETFの分配金捻出売りが集中し、暫定で1.6兆円強の売りと想定される。

【以降、会員様向け情報です】

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/mm/24388/

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公開日時:2026年7月3日19時12分

 

本日の日本株は、日経平均+1.5%、TOPIX+1.2%と、前日夜からの荒れ相場を切り返して、あたかも何事もなかったかのようにプラスで引けました。

 

昨夜の米国はSOX指数が-5.4%と大きく下げ、米ハイテクにも大幅安が目立ちました。

日経先物も、昨日の現物引け68,733円に対し、夜間は一時69,900円台まで買われた後、朝方67,600円台まで売られる、振れ幅の非常に大きい展開。

正直、今日も半導体・AI関連はショートでダメかな、と身構えていました。

 

半導体・AI関連銘柄の多くは売り気配発進で、日経平均は67,609円まで売られました。しかしそこから高値は69,788円まであるという、日中の値幅2,000円超の激しい一日。

終わってみれば+1,010円高。荒れた割に、着地はきれいでしたね。

 

為替は、今週一時162円台と約40年ぶりの円安をつけた反動もあり、160円台後半までドル高が一服。長期金利も朝方に2.81%と1996年以来の高水準をつけたあと、2.77%台へ落ち着きました。

円安の巻き戻しと金利の落ち着きも、今日は買い安心につながった感じですね。

 

しかし雰囲気を大きく変えたのは、やはり主役のキオクシアでした。

寄り付きは大幅安(一時-12%)でスタートしたものの、10時過ぎに変わらずまで戻し、プラスに転じたところで、日経平均も追いつくようにマイナス圏からプラスへ。そこから先は引けまで淡々と底堅い展開でした。

キオクシアは4.5兆円弱とダントツの商いで+9.2%。格の違いを見せつけました。

 

売買代金の上位は、太陽誘電+0.8%、東京エレクトロン+0.4%、ソフトバンクグループ-0.4%、村田製作所+1.9%、アドバンテスト+1.8%、フジクラ-0.2%、イビデン-0.3%、KOKUSAI ELECTRIC+15.1%。

昨日大きく売られた半導体・AI関連が、ショートカバーも交えてプラス圏まで戻す銘柄が多く、この一角のマーケットは非常に強かったですね。

 

セクターでは繊維製品、不動産、機械、サービス業、陸運、空運といったところが上位。

ハイテク以外にも幅広く買いが入り、TOPIX構成銘柄の約8割が上昇する、しっかりした中身でした。

 

グロース250指数は+2.9%と上げ、中小型株も今日は強い。

 

主役として引っ張ってほしいパワーエックスが+8.0%。宇宙関連もアストロスケール+8.4%、Synspective+7.8%と元気でした。

他の主力どころもトライアル+2.6%、タイミー+3.4%、サンバイオ+6.2%、BUYSELL+4.1%と軒並み高。今日は主力が主力らしく上げてくれました。

中小型のハイテクもフェローテック+3.7%、北川精機+5.8%、日本電子材料+3.1%と強く、この一角は総じて元気でしたね。

 

日ごとに地合いが変わるので、今日強いからといって来週がどうとは、あまり言えないのですが。

少なくとも、一旦売られるところは売られて、セリングクライマックスとまではいかないにせよ、ひとまず落ち着いた感じはあります。

何よりキオクシア、太陽誘電が強ければ、というところ。両銘柄が買われ続けるのであれば、全体もまだまだ上がっていくでしょう。

 

来週は、円相場の振れと介入警戒、そしてAI設備投資の収益性を巡る綱引きが焦点でしょうか。

 

今週もお疲れさまでした。


原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/24365/

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公開日時:2026年7月2日23時52分

 

市場ではいまだ、特定業界向けのITツール提供企業、あるいは不動産関連テックの一角として見られがちな同社。

しかしその実態は、自ら実業を営み、そこで得た「一次データ」でAIを磨き込む独自モデルへと変貌を遂げています。

 

足元の直近通期決算は、売上高、営業利益ともに大幅増。

利益率を重視した受注と生産性向上が実を結び、成長フェーズへの本格移行を鮮明にしました。

 

今期計画でも増益を見込みます。

実務支援とAIを融合した高付加価値モデルへの進化により、汎用的なソフトウェアのコモディティ化とは一線を画す収益構造を築きつつあります。

 

注目すべきは、現値が、来期の成長を織り込む前の今期業績だけでほぼ正当化される水準にあり、下落余地が限定的である点です。

下値は限定的、上値は再評価で開く——このビジネスモデルの独自性が市場で再評価される余地は大きく、株価は中期で+35%超のアップサイドを見込みます。

 

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【以降、会員様向け情報です】

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公開日時:2026年7月2日18時15分

 

本日の日本株は、日経平均-2.5%、TOPIX+0.1%、グロース250指数+1.8%と、指数の動きが大きく分かれた一日となりました。

きっかけは昨夜の米株です。ハイテク株が大きく売られ、SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は-6.3%と急落しました。

報道では、著名投資家が一部ハイテク株の空売りを明らかにしたことが材料とのことですが、それにしても大きな下げでしたね。一昨日来の「不穏・不安定」という空気が広がった格好です。

 

その流れで日本株も、もともと高値警戒感のあった半導体・AI・データセンター関連が総崩れとなり、日経平均を押し下げました。

ただ、中身は見た目ほど悪くありません。TOPIXはプラスで、東証プライムの値上がり/値下がり銘柄比率は77%/20%。半導体を除けば、むしろ「その他全部が買われた」という印象の一日でした。

広く物色されたという意味では、いいマーケットだったともいえますね。背景では長期金利の上昇もあり、銀行・保険といった金融には追い風でした。

 

売られた側を並べると、キオクシア-13.5%、太陽誘電-10.0%、東京エレクトロン-7.4%、アドバンテスト-10.0%、ディスコ-9.1%、レーザーテック-6.0%、村田製作所-8.5%、フジクラ-7.9%、イビデン-9.2%、SCREEN-7.4%。半導体・AI・データセンター関連がきれいに総崩れです。

 

反対に、逆行高となった大型株が相場を支えました。ソフトバンクグループ+3.3%(OpenAI関連の追い風)、三菱UFJ+1.8%、三井住友+2.2%、みずほ+2.0%、トヨタ+2.5%、日立製作所+3.8%、任天堂+2.2%、ソニーグループ+2.5%、三菱重工+1.4%、川崎重工+2.5%といった顔ぶれですね。

 

中小型株も広く買われました。フリー+10.3%、FFRIセキュリティ+8.7%、QPSホールディングス+3.9%、パワーエックス+4.2%、タイミー+10.2%、カバー+8.5%など、物色はかなり広い範囲に及びました。

 

弱かったのは、直近IPOのLiNKX-20.0%、ネイス-23.0%がストップ安、北川精機-6.4%やフェローテック-7.9%など半導体系、データセクション-9.2%、QDレーザ-5.2%、アストロスケール-1.2%、オンコリスバイオファーマ-6.5%といった東証グロースの主力系です。

 

当面は、TOPIX優位・バリュー株優位のマーケットがしばらく続きそうな雰囲気です。

グロース株復権のタイミングについては、キオクシアと太陽誘電が切り返すかどうかを見ておけば見えてきそうです。

キオクシアは信用買い残が多くて大変そうですが、いったん信用買いの投げ売りがあるようなら、そこがむしろ大きな機会になりそうな面もあります。

 

今日はちょっと特殊な値動きなので、今日の動きだけで個別株の明日を判断するのは難しいですね。

今晩は米雇用統計が注目されます。その後、米ハイテク株が何もなかったように戻すかどうかで、明日の雰囲気と物色の方向が見えてきそうですね。まずはそこを見極めたいと思います。

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/24339/

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