公開日時:2024年8月8日17時56分

日経平均 -0.7%

TOPIX -1.1%

TOPIXコア30 -1.9%

グロース250指数 +1.2%

 

現物株寄り前の時間で日経平均先物は33,705円(昨日の現物引け値35,089.62より-4.0%)まで売られ、海外時間(海外投資家)の売り圧力は引き続き強い。

日経平均は34,645.79円(-1.3%)で寄り付き、更に34,207.16円(-2.5%)まで売られた後、後場寄り後には35,379.65円(+0.8%)まで買われるが、そこから失速。-0.7%で引ける。

JPモルガンのレポートで「円キャリートレードのアンワインドは75%終了したか」が前場の強さの一因か。しかし、同じくJPモルガンの「日経平均が35,000円を下回り続けるとCTAのストップロスが加速し、もしその全てのポジションのアンワインドが行われると27,000円まで下がるかも」が後場の下げの一因でもあるか。

 

昨日の買いは海外投資家の他に年金の買いもあったようで、特に年金の買いは今日も続いていると思われるが、TOPIXコア30のパフォーマンスが悪いところから察するに、今日の買いはそれほど大きくなかったようだ。

先週の投資主体別売買動向が発表されたが、海外投資家は現物+先物合算で1兆600億円の売り越し。信託銀行(年金の売買がここに表れる)もわずかに売り越しだった。来週発表の今週はの数字で、どの程度の買い越しの金額となっているかが注目される。

 

ニュースが色々と飛び交い、たとえそれが小さいものでも結構指数が反応して大きな動きとなるのが興味深く、つい日中の細かな動きまでコメントしてしまいます。

強さも感じるけど、弱さもある、そりゃそんなもんだよと言われればそうなんですが、ホントに不思議な感覚になるマーケットです。

 

現在のところ大筋としては、

1. 米景気後退懸念が収まらないので、特に海外時間での先物売り圧力は続く。下まで売られるし、上値も押さえられる。

2. 海外投資家と年金の買いは、株価が下げてる限りは続きそう。今のところ上まで買ってくる買い手ではないので、この買いによる大幅上昇というのは難しいかも。大きなサポートにはなる。

3. ドル円はまだ落ち着かず、円キャリートレードのアンワインドは小さい規模ではあるものの続くので、当面は大型株に売り圧力が続く。

4. 浮いた投資資金の一部は日本株に投資されざるを得ないもので、今年ずっと弱かった中小型株がその受け皿になりそう。

 

何らかのきっかけで大きく下がると、その動きそのものがCTAなどマクロ系ファンドの売り圧力を呼びますので、全体としてもう一回非常に大きな下げがないとは言い切れません。そして当面上値も抑えられそうです。

しかしなんであれ、中小型株には資金流入がありそうです。また、月曜日の暴落によるマージンコールの売りが昨日水曜日(後場寄りの売りが凄かったですね)であったおかげで、売り圧力の整理がある程度ついています。需給的には悪くない。

ファンダメンタルズ的にも、株価下落により相当バリュエーションも切り下がってきていて、中小型株グロース特有の割高感も薄れています。

地雷を踏まぬよういい銘柄を選ぶ必要がありますし、長期投資になってしまうかもしれませんが、中小型株には大きなチャンスが来ていると考えています。

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20169/

公開日時:2024年8月7日18時37分

日経平均 +1.2%

TOPIX +2.3%

TOPIXコア30 +3.0%

グロース250指数 +3.3%

 

今朝早くの日経平均先物は33,400円くらいで取引されており、昨日の現物引け(34,675.46円)より3%以上安く、今日も安い展開が想定された。

しかし、日経平均は寄り付きは小幅安くらい(34,122.35円)でスタート。銀行株などが特に強く、全体もジリジリ戻す。

10時半に内田・日銀副総裁の講演が開始。「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」という発言を受け、日経平均は11時前ごろまでに35,849.77円まで上昇。

その後は一進一退の動きとなったが、14時半から内田・日銀副総裁の会見が始まると、出尽くし的に的売りが出て、引けは35,089.62円。

 

銀行株などに買いが入り、TOPIXコア30が強かったということは、海外投資家の現物株の買いが戻ってきているということであり、フロー的に非常にポジティブです。

 

ドル円も147円台までの円安に戻ってきており、ファンダメンタルズ的にちょうどいい感じです。(会社業績予想でドル円の想定は145円よりも円高なため、145円より円安であれば、為替を理由にした輸出企業の下方修正はあまりない。そして160円より円高であれば当然インフレ懸念も少ない。)

 

今日も安ければもう一波乱を覚悟のところでしたが、日中の動きはやや荒かったとはいえ結果として+2%~3%の上昇は、ボラティリティが収まって普通のマーケットに戻ってきた感じですので、これも良い兆候です。

ドル円が落ち着き、ボラティリティが低下すれば、今月の日本株大幅下落の大きな要因である円キャリートレードの逆流が止まり、逆に復活することも考えられます。

 

警戒はまだ解けませんが、そろりと参加していい市場環境になってきました。

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20164/

公開日時:2024年8月5日18時46分

日経平均 -12.4%

TOPIX -12.2%

TOPIXコア30 -13.0%

グロース250指数 -15.8%

日経平均の-4,451.28円、-12.4%の下げは、下げ幅としては史上最大、下げ率として歴代2位となりました。

(ブラックマンデー翌日の‐3,836.48円、-14.9%が下げ幅2位、下げ率1位。)

 

先週末の米経済指標で、7月失業率が4.3%となって「サーム・ルール」を満たし、景気後退が示唆されました。

それによる米株の弱さや中東リスクの高まりなどありましましたが、それで今日の日本株が下がったということではありません。

(少なくともそれが一番大きな理由ではありません。)

 

先週からの金融市場の波乱は、非常に単純化して言えば、どうせ日本の金利は上がらないと高をくくって円で資金調達をし、それを円ベースでも、ドル転してドルベースでものリスク資産で運用するといった資金の流れが、先日の日本の利上げ(というよりは、その後の植田総裁の空気を読まないタカ派発言が一番悪かったと思っていますが、)により、資金の逆流が強烈に発生していることによります。

ですのでほぼ全ての金融資産が、理屈云々とはあまり関係なく、ただただ先月以前と逆の動きをしています。利上げしたのに円金利が下がっているとかいうのは、そういうことですね。

そして日本株が一番インパクトを食らっています。売りが売りを呼んでしまってるとはいえ、下げが強烈です。どんだけ大規模にそんな運用やってたんだよという感じですね。

米景気不安が高まるタイミングと一致してしまったのも不運でした。

 

今日は暴落と言っていいでしょう。

日本株の動きは前場で落ち着きかけていたところ、後場に入ってから日経平均で2,800円弱下がりましたのは、ロングオンリーのファンド投げや、自発的損切もしくは追証の個人の売りがあったことによりまして、昨日と比べて今日はややパニック気味の下げとなりました。

東証プライム市場の売買代金が今日は8兆円弱まで増えまして、セリングクライマックスと言えなくもない(セリングクライマックスであってほしい)感触にはなっています。

 

ここは買いなのでしょうか、売りなのでしょうか。

【以降、会員様向け情報です】

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20154/

公開日時:2024年8月4日21時53分

 

【総評】    

投資主体別売買状況・現先合算(74週)-日経平均8日続落のなか海外が1兆6,000億円の売り越し

7月第4週(7/227/26)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が2週連続の売り越し(1兆6,000億円)、個人は3週連続の買い越し(7,900億円)となった。

同週の日経平均は大幅安。8日続落し週間で2,400円の下落となるなか、海外投資家は現(-5,700億円)先(-1兆円)ともに大幅に売り越し。特に短期筋主導とみられる日経225先物の売りが8,000億円近い規模と目立った。

個人は相場が下落するなか押し目買いが優勢となったようだ。

年金動向を表すと言われている信託は、表面上買い越しに見えるが、多くは日経平均先物であり、年金のベンチマークではない。つまり、この分を差し引く必要があり、年金にはほとんど動きがなかったとなる。

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

【1】現在進行中のインデックスイベント

  • 日経平均定期入替え、リバランス9/30

公表日に関しては、通常であればSQ週が本命だが、ファストリの売りを勘案し早めの公表となるだろう。

7月31日、ファストリ(9984)の日経平均ウエイトが10.4%と10%を超えて終えたことで、 9月末定期入替え時、株価換算係数3.0×0.92.7となる。日経平均運用全体は、30,000ユニットと考えられており、ファストリの株数は90,000,000株であるが、適用後は81,000,000株となり、900万株の売り需要が発生。足元の株価で3,600億円となるが、同時に実施される銘柄入れ替えも合わせて考える必要がある。

(以下、候補銘柄)

除外候補は、日本紙(3863)300万株DIC(4631)300万株、三菱倉(9301)1,500万株、日立造(7004)600万株

【以降、会員様向け情報です】

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/mm/20149/