公開日時:2024年10月16日18時07分

ASMLの決算が予定よりも1日早く昨日発表され、その中で第3四半期(7-9月)の受注額が予想の半分程度だったり、来年の利益見通しが引き下げられたことでその株価は-16%と大幅安となり、そのため昨夜の米株市場ではフィラデルフィア半導体指数が-5.3%となるなど半導体株が大きく売られました。

 

プチASMLショックといった感じでレーザーテック-13.4%、東京エレクトロン-9.2%、ディスコ-5.8%、ソフトバンクG-4.0%と軒並み売られて地合いが悪くなり、日経平均-1.8%、TOPIX-1.2%と日本株は反落しました。

昨日とは逆でハイテク株が日経平均を大きく押し下げましたが、それに対して金融株は引き続き今日も底堅く、相場全体が崩れたという感じではなかったです。今日のところはASMLによる一時的な下げ程度で、全体の強い基調そのものは変わっていませんでした。

ただ、昨日に引き続き大引け近くでは売り圧力が観測され、需給的には良くはありませんので、スッとリバウンドして上がっていくというのも少し厳しいかなという印象です。

 

ちなみにそんな半導体株安のなかで、アドバンテストは一時今年のザラ場高値を更新し大引けは-0.1%と、異次元の強さを見せました。

ASMLの決算の内容は、生成AI用半導体は順調だが、それ以外の半導体需要が悪いということを示すものでした。エヌビディアのGPUへの半導体テスターで実績のあるアドバンテストは、他の半導体株とは違うということなのでしょう。しばらくはアドバンテストが半導体株の中心的存在となりそうです。

半導体株の今後は明日のTSMCの決算次第のところも大きいです。すぐにリバウンドに向かうのか、更なる下落があるのか、注目して待ちましょう。

 

中小型株もグロース250指数が-1.3%と反落しました。

 

11日に新規上場したオルツ+9.5%や、「農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業」の補助事業に採択があったベースフード+38.1%で売買代金1、2位となっていましたが、タイミー-4.6%、QPS研究所-6.2%、フリー-4.3%など主力が大きく下げ、個別銘柄の方が大きく下げる悪いパターンとなっていました。

 

また、TKP-14.8%、ELEMENTS-13.0%など、決算発表後に大きく売られる銘柄も目立ちます。(ELEMENTSは11日に決算発表で昨日+8.9%の後ですが。)

決算が少しだけ悪い、あるいは予想よりいい数字でも、決算が出たものはとにかく売ろうというアルゴが走っているのではないかと思うぐらい、納得のいかない売られ方をするものも散見されました。

売られるから売られる的な悪循環が感じられ、すぐ回復というのは難しいかもしれませんが、長期で考えれば絶好の買い場となっている銘柄もあります。

辛い時間帯となっていますが、焦って変な判断をすることなく、いいものは冷静に拾っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20579/

公開日時:2024年10月15日17時11分

公示があっていよいよ衆院選スタートだからアノマリーで上がったという部分もあったかもしれませんが、連休中に米株高、円安となったことで、連休明けの日本株は強く日経平均+0.8%、TOPIX+0.6%と上昇しました。

 

日経平均+304.75円のうち、東京エレクトロン+4.5%、ソフトバンクG+5.8%、アドバンテスト+3.4%の3銘柄で284.42円(上げ幅の93%)の寄与度があったり、半導体関連銘柄(レーザーテック+6.3%、ディスコ+2.1%)や銀行、保険株が強かった他は目立って強いものが見当たらなかったりと、一部の銘柄、セクターだけ賑わった感じで、中身としてはそれほど良くなかったように思います。

そんな状況の中、日経平均は一時4万円を回復しましたが、切りのいいレベルでそこそこの全般的な売り圧力がありました。大引け30分前から4万円の攻防がありましたが売り方勝利で終わり、39,910.55円と4万円割れでの引けとなりました。

ドル円も150円を目の前にして、160円台まではないとは思いつつ為替介入が意識され、円高方向に戻りましたのも株にネガティブに作用しました。

 

中東情勢が緊迫しつつも最悪の事態は避けられそうという展開の中、再来週の決算発表シーズンまでは選挙以外にあまりネタもなく、ただ米金利動向からのドル円に左右されるだけの相場になりつつあります。

で、ドル円がどっちに動くかは、米10年債利回りが4%ちょいで落ち着いているなかではあまり決め手も無く、動いた方についていく短期トレーディングしか手が出なさそうな感じになっていますね。

株の基調は引き続き強そうで長期のロングをキープでいいと思いますが、それ以外は指数、半導体株や銀行株で短期プレーする、そんな感じのマーケットです。

 

中小型株は、グロース250指数が+0.4%と言った感じで今日も全般的に健闘はいたしましたが、円安主導の大型株の戻り相場では出遅れるいつものパターンとなりました。

個別銘柄で良ファンダメンタルズのものは強がっていた感じでしたが、東証グロース市場の売買代金は今日も1,000億円割れで、盛り上がることは出来ませんでした。

明日以降に期待となります。

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20577/

公開日時:2024年10月14日14時41分

 

【総評】    

【投資主体別売買動向202410月第1週】

10月第1週(9/3010/4)は、海外が7週連続の売り越し(-2,100億円)、個人は3週ぶりの買い越し(+1,100億円)となった。

 

この週、日本株市場は大幅安となった。前週金曜9/27引け後に自民党総裁選の結果を受けて円高が急速に進行、先物が急落したことから、週明け30日の日経平均は1,910円安と大幅安。

10月に入り1日は円高一服を好感して732円高、2日は中東の地政学リスクを警戒して843円安、3日は石破首相が追加利上げに慎重姿勢を示し円安進行で743円高と、値幅を伴った上げ下げが続いた。4日は米9月雇用統計の発表を前に方向感が定まらなかったが、83円高とプラスで終了。

荒い動きが続いたが、月曜の下げが響いて週間では4桁の下落となった。日経平均は週間で1,200円弱の下落となった。

 

こうした中、海外は現物を買い越し(+4,000億円)、先物を売り越し(‐6,000億円)た。個人は相場の下落局面で押し目買い(現物+1,800億円)が優勢となった。

もっとも、海外は財務省ベース(現物)では9,200億円の買い超過となっており、前週に続き、配当クロスの海外への戻し(東証集計ベースでは先物売りのみ計上)があったと考えられ、海外は実質的には3-4千億円の買い越しであろう。

信託の225先物の売り越し(-3,300億円)は、レバ型ETFの先物売りと考えられ、結果、信託は実質として2千億円前後(現物買い+2,100億円の分)の買い越しだったと思われる。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント  

TOPIX10F F W リバランス・・・リバランス日10/30

(段階的ウエイト低減/回復9回目)

 リバランス片側2.1%、金額では2.2兆円

リバランススプレッドは 順方向で進行中。

【以降、会員様向け情報です】

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/mm/20568/

公開日時:2024年10月11日22時16分

昨夜注目された米9月CPIはやや強めでしたがまあ誤差の範囲ぐらいで収まり、どちらかというと新規失業保険申請件数の増加の方が注目されましたがこちらはハリケーンの影響で一時的なものだろうとなりまして、無風通過という感じでした。

 

発表後は昨日このコラムで想定した通り反動の反動が出まして、ブレがあった後は利回り低下、円高、日本株(先物)安で反応しました。

日経平均先物は昨日の現物指数比-1.2%まで売られましたが、さすが基調の強い日本株は戻りもありまして、今日は日経平均+0.6%、TOPIX-0.2%、グロース250指数-0.3%となりました。

日経平均に関しましては昨日の決算のあと今日+6.1%となったファーストリテイリングの寄与度が+0.7%ptありますので、それが無ければ日経平均も-0.1%で主要指数3つとも小幅マイナスでしたね。

ただ、どうであれ日経平均の引け値が39,605.80円と、39,500円の壁を越えてきたのはポジティブでした。円安への再反転もいい感じです。

 

本日はSQですので出来高はそれなりに増えて見えますが、実態は全般閑散でした。

 

東証グロース市場も指数(グロース250)としてはある程度頑張りましたが、ファンドからの売り圧は減っているようですがまだあったであろう中で、売買代金が減少し1,000億円割れと流動性が無いため、指数以上の個別銘柄の弱さが続きました。辛いですね。

グロース250指数における先物のディスカウント幅が-10ptを超える日が続き、先行き不透明感を出しています。

 

SQを超え需給が整理され、中国株関連の変な需給不安は一旦収まりまして、まだ中東リスクはあるものの、15日公示・27日投開票の衆院選が来週いよいよ本格的に始まりますと、選挙相場に突入で強い展開が期待されます。

石破首相でホントに自民党が勝てるのかという不安があり、ガッツで大きな買いポジションは取りづらいものの、基本的には買いで臨む局面です。

出遅れている中小型株も月末までのどこかの時点でキャッチアップしてくると見ています。

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20565/

公開日時:2024年10月10日17時16分

昨日に引き続き、今晩の米9月CPI前で基本的には小動き、米金利上昇が止まらず149円台半ばまでの円安で大型株強い、しかし月曜日、昨日に引き続き日経平均の39,500円より上は重いで、日経平均+0.3%(大引け39,380.89円)、TOPIX+0.2%と小幅上昇となりました。

売買代金は昨日より更に減少し、静かなマーケットでした。

 

ソフトバンク+4.0%と、引け後決算発表のファーストリテイリング+1.3%の分だけ、日経平均がTOPIXより上昇した感じです。

金利高、円安で銀行株、自動車株も強かったです。

半導体株はレーザーテック-1.7%、ディスコ-1.3%、東京エレクトロン-1.0%と弱く、さすがのアドバンテストも-1.3%と反落しました。

 

グロース250指数は-1.1%と中小型株は全般弱かったですが、メジャーどころの個別銘柄でタイミー-3.6%、トライアル-3.1%、GENDA-2.7%、GNI-2.8%、アストロスケール-2.7%と指数以上に弱く、今日は個別株プレーヤーにとっては受難の日となりました。

経済指標発表のようなイベント前にリスクオフで売られるのはある程度いつものことですが、今日はそれに加えて何かしらのファンドの解約売りが走っている感じもありました。

今晩の米9月CPI、明日のSQを超えて、仕切り直しの上昇を期待するところです。

 

その米9月CPIですが、米政策金利の年内利下げをあと-1%幅まで見ていたのが、コンセンサスが-0.5%幅までになってFRBのドットチャートに沿うようなレベルまでの反動が済み、現在米10年債利回り4%超、ドル円が149円と金利もドル円もそこそこいいところまで戻ってきていますので、米9月CPIがちょい強い数字ぐらいまでしたら一旦は反動の反動(利回り低下、円高、からの日本株安)の可能性が高いと見ていますが、果たしてどうでしょうか。

先週金曜日の非農業部門雇用者数変化のような大幅な上振れからのラリーとなるのかどうか、今晩21時半を待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20562/