僕は以前のブログ でご紹介させて頂いた通り、「週刊 子ども力」というメルマガを発行させて頂いています。

お蔭様で、徐々に読者の方も増えて来ています。


このメルマガの趣旨は、「子どもが本来持っていた、そして多くの大人が忘れてしまっている13の力をよみがえらせる事で、あなたの人生が輝きますよ」という事なんです。


ビジネスにも恋愛にも趣味にも社会生活にも適用できます。


勿論、大人だけではなく、子どもにも読んで欲しいとつくづく思っていました。

なぜなら、最近ではゲームばっかりして、将来の事も、周りの人の事も考えず何となく生きている子どもが多い氣がしていたからです。


ところがです、やっぱり子どもはスゴいなあと思いました。


先日、私のクライアントの呼びかけで、久々にM-Mapの講座を開かせて頂きました。

今回は、その方が主催して下さる条件の中に「子ども達を会場に連れてきたい」という項目が入っていました。


「まあ、大人しくゲームでもして遊んでいてくれたらいいですよ」なんて言っていたのですが、いざ始まってみると、、、


一丸活発に手を挙げて手を挙げて発言するのは子ども達。

3年後の未来を描く場合も、しっかりと目標をもってマップを書けるのも子ども達。

将来に対する具体的なイメージを持っているのも子ども達。

セミナーが終わってから、書いたマップを毎日提出してくれるのも子ども達。


全く恐れ入りました。

かつてブザン教育協会などから学校にマインドマップを教えに行っていた際、子供用と大人用のセミナー内容は少し変えてありました。

しかも、子どもは集中力が持たないので、時間も短くしていました。

ところが、今回は完全に大人向けの内容で、時間も丸1日。

これが本当の子ども力なんだなとただただ感心するばかりでした。


そんなこんなで、もうすぐ夏休みなんで、東京と大阪で「親子でM-Map」を開催しようかな。


そう思わせる事も含めて、やっぱり子どもってスゴい!
いよいよ今晩からワールドカップは準決勝が始まりますね。

個人的には、決勝はオランダ 対 ドイツを予想しています。


「そうだね~、アルゼンチンもブラジルも負けちゃったからね~」と思った方へ。



彼らが負けたから上記の予想になったのでは有りません。





寧ろ、アルゼンチンやブラジルが負ける事も予想していました


正確には予想というよりは、コーチとしてそう有って欲しいという願いのようなものでした。


どういうことか。


ワールドカップが開催される前から、公式球のジャブラニに批判的な声が沢山上がっていました。

その中でも特に批判的な声を上げていたのが以下の方々。

イタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォン
イタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニ
イタリア代表MFアンドレア・ピルロ
スペイン代表GKイケル・カシーリャス
スペイン代表MFシャビ
ブラジル代表GKジュリオ・セーザル
アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロ
イングランド代表ファビオ・カペッロ監督

スペイン以外は既に敗退しましたね。

それに対してオランダの監督はこのようにコメントしています。

 「このボールは特に空中ではおかしな動きをするが、ピッチ上では操れるし、それこそがわれわれのスタイルだ


また、ドイツ代表MFトーマス・ミュラーは次のようにコメントしています。

 「確かに僕らは他チームより少しだけ長く使っていたかもしれない。でも、どのチームも基本的にはこのボールを同じ期間試しているはずだよ」

「1、2週間あれば慣れるには十分だ。望んでいたようにうまくやれていないチームが、この件で大騒ぎしているように思 える」


与えられた状況に不満を述べてうまく行かないのがボールのせいにするチームと、そんなボールをチャンスと捉えるチーム。


勝負は笛が吹かれる前に既についているのではないでしょうか。


そしてこれは自分自身にも当てはまる事。
与えられた状況をどう捉えるかは自分次第。

文句を言って何かのせいにしてすべてをめちゃくちゃにして行くか、それとも与えられた状況に感謝しながら自分が出来る事に取り組むか。



まずは「自分はなんてラッキーなんだ!」と叫んでみましょう。

続けて「なぜなら、、、」と言えば、自然と理由が思いつきます。

だって、この国のこの時代に生まれて、未だに行きている。

そんな私たちはラッキーの固まりですから。

ワールドカップでは優勝候補と見られたブラジルやアルゼンチンが次々と敗北して行きますね。

この様子に対してフィリップ・トルシエ監督がこんなコメントを残しています。



「一方、慢心に陥っていたブラジルは同点に追いつかれたことでパニックに陥った。オランダのロッベンはもちろんプラスアルファの大きな選手だが、メッシでは ない。プレースタイルは突っかけて左に切り返し、左足シュートというワンパターンだ。DFとしては対応しやすいはずだが、混乱してしまった。後半28分、 MFフェリペ・メロの一発退場がさらに追い打ちをかけた。本当に負けるのではないか——という恐怖に襲われ、精神的に負けてしまったのだ。

 マネジメント、精神的なアプローチ、そしてコーチング。この一戦では、この3点が勝敗の20%を占めていたように思う (Sponichi Annexより引用



以前からトルシエ監督はメンタル面に対するフォーカスが強い監督でした。

しかし、未だにビジネスの世界は勿論、スポーツの世界でもメンタル面の強化に対しては意識が低いと感じますね。

誰でも筋トレや走り込みをしなければフィジカルが十分に鍛えられない事は理解しているようですが、メンタルも同じようにトレーニング無しでは十分なパフォーマンスを発揮できるだけ鍛える事が出来ないという、当たり前の事実に皆さんが氣づくのはいつなんでしょう。

皆が氣づかなくてもいいのですが、そこに氣づけば宮里藍ちゃんやアニカ・ソレンスタムのように世界No1に上り詰められるのに。彼女らを世界No1に押し上げたコーチは、技術よりもメンタルへのフォーカスが圧倒的に強いのです。


他にもF1史上初の黒人ドライバーにして史上最年少でワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンなどもメンタルコーチをつけています。




なお、今回のブラジル戦に関して言えば、選手が本当に「本当に負けるのではないかという恐怖心」を抱いていたかはどうか定かでは有りません。

ただ、ブラジルもアルゼンチンも平常心で戦えていなかったとは感じられましたね。



アンソニー・ロビンズによれば「恐怖心」は、人に常に間違った考えをもたらします。

 “A decision made from fear is always the wrong decision.”




よく、"Fear is FEAR"といいますね。

この時のFEARFalse Evidence Apearing Realの略です。

つまり恐怖心とは現実ではない間違った思い(証拠)のことです。



しかし、この言葉とは真逆のようですが、まだ起こっていない事に恐怖心を抱いていればその事が現実になり得ます


まだ負けるという現実が起こっていないのに、敗北の恐怖に心が捕われた結果、パフォーマンスが出ずに敗北が訪れる。

まだ交渉が失敗に終わってないのに、失敗の恐怖に心が捕われた結果、交渉さえ行わずに敵前逃亡して交渉が失敗に終わる。


これと同じように、まだ起こっていない事に恐怖心を抱いたことが間違った考えをもたらし、その結果として本当に起こって欲しくない事が起こる場面を本当に良く目にします。

今から20年近く前(正確には1993年)にマーフィーの法則というユーモラスな人生の法則が世界中で大ブームを巻き起こしました。

沢山の法則が有りましたが、私が覚えているのはたった1つです。

「起こると思った悪い事は必ず起こる」
 (マーフィーの法則より)


まだ起こっていない事に心を奪われれば、それが現実となってしまうのですね。

ビジネスでもスポーツでも恐怖心をどのようにコントロールするかが大事な様ですね。


失敗への恐怖心を克服して、すばらしいパフォーマンスや結果を得たければ、メンタルトレーニングの専門家であるメンタルコーチに相談してみるのも良いのでは。

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