地震の神様 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

1995年1月17日に起こった阪神大震災。京都も揺れました。(当時札幌から帰省中)神棚から物が落ちたくらいしか被害は無かったが怖かった記憶があります。

 

 

この時、地震で雇われていた職場(酒場)が無くなったために、自身で居酒屋を経営されたヒトが居ます。当時40代くらいの男性です。

 

 

周りのヒトが協力してくれて内装から備品揃えまで手伝ってくれたそう。開店すると遠くからも職場(酒場)の常連が「アンタをサ探してた」と多数訪れて再会を楽しんだという。

 

 

 

この件について経営者、「ワシは地震の神様に感謝しとるんや」と常に言うのです。私このセリフを聞くと凄く胸が痛み腹が立ちます。私も大人だから面と向かって反論しませんでした。

 

 

阪神大震災では神戸に帰省中だった親しいヒトが亡くなった。それを考えると何が感謝だ、という怒りが込み上げてきました。

 

 

 

地震の神様なんて存在しません。持って生まれた実体の悪い人が地震というヒトにはどうする事もできない災難に巻き込まれただけの事象。

 

 

ずっと地震の神様問題を忘れていたのですが、能登半島地震の信じられない映像を見て思い出してしまったのです。どうして神戸に帰省してしまったのか、なぜもっと早くに札幌に戻らなかったんか。

 

 

当時の悲しみが昨日の事のように思い出され、とても寂しくなってしまう。生きていれば私の現状、又今と違っていたかもしれないなあ。亡くなったヒトの歳を数えても仕方ないか・・・。