を卒業した後に医学部入学され医師免許を取得したあとに某基礎系講座に所属し、最終的に私の出身大学歯学部の教授になった方がおられます。私は学生時代講義を受けました。この先生が私のすべてを変えたのです。
医師で大学教授なら世間には多くおられます。別に珍しくありません。そして多くは学生教育が下手です。(歯科医で大学教授でも同様。大半は講義が下手)それは大学にあって教育や診療よりも研究が重要視されているからです。又、学生に対して講義は受け身の姿勢では駄目だ、という考え方が多くの教授にあります。
とても(医療界では)珍しい教育学部出身の教授、講義は非常に素晴らしかった。知識の引き出し整理のコツを講義内容と平行して伝えられます。そして自作ノート作成へのつなげ方も。大学人には珍しく板書が丁寧であり、それでいて無駄がありません。教育学部出身で医師(であるが臨床経験なしで退官された)である教授の講義、他の科目でも応用できたのです。引き出し整理~ノートづくりの流れは難解な系統解剖学の暗記にも役立ちました、苦手な公衆衛生学のデータや知識整理も容易になった・・・。
現在の(私の)講義ベース、この教授のお陰で築く事ができました。私自身、高校まで勉強が面白いなどと思った事ありませんでした。がしかし大学3年生の時に学ぶことの楽しさに目覚めたのです。丸暗記で苦痛なだけの国家試験受験勉強では続きません。学ぶ意欲を引き出すのは難しいでしょう。
今日の歯科医師国家試験は難化が著しいです。ですから精神論だけでは通用しないと考えます。がむしゃらな努力をし結果が出ない場合、本当に残念だと感じます。国家試験受験教育にあっては知識の切り売りよりも、方法論に拘る事が合格への近道ではないのか・・・。毎年この時期に自身の反省点が見えてきます。