続・受験心理学 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

国家試験直前の今の時期、受験生らは必死です。この時期、集中力が増し加速度ついて暗記が進むでしょう。まさに火事場の馬鹿力。しかし周囲が皆一様に合格に向けて全速力で走りだすと、ついていけずに落ち込むヒトも出てくる事も。ここで投げ出しては絶対にいけません。もちろん合否が大切なのですが、投げ出して不合格になると後悔だけが残ってしまうでしょう。

 

「どうせ国家試験に合格したところで、歯医者なんて・・・」と言う学生が居ます。この時期にきて急に自信がなくなったのではなく、もう何年も落ち続けている方(故に付き合いも長い)。又今年も駄目だろう、と思い受験の前から落ち込んでいるのです。この場合、どのように声をかければ良いのか。決してサボっていたヒトではありません。がしかし努力が空回りしている感じ。

 

私は自身の話を少ししました。「学生時代に歯科の実習が大嫌いで実習をさぼった事、義歯のような制作物を隣の席のヒトに全部作製してもらった事、そして歯科医師免許を取ったら絶対に歯科医業はしないでおこうと誓った想いを。」資格も取らずに逃げ出すと、仮に他業種についても常に不満や不安が出て成功しないと感じたが故、歯科医師免許は絶対に取ろうと強く思った事を言いました。相手の気持ちに傷をつけず、かつ説教臭くならない話し方って難しい。

 

 

私の時代と今の時代とは国家試験の難易度が全然違います。今の時代、歯学部入学=歯科医師免許取得という図式にはなりません。しかしそんなマイナス面は言いませんでした。そして「あなたは受験という枠にとらわれない発想が出来るのだから、私のように基礎系の講座に入局し(一般歯科を一切せずに)生きていくのも向いているでしょう・・・」と伝えたのです。これはお世辞でも誇張でもありません。

 

最近の国家試験が難しすぎます。さらに臨床研修1年以上という義務があります(辛いはず)。(私の時代にはなかった。だから私の歯科診療は誰に習ったわけでもないのです。卒後いきなり基礎系の大学院生になったから)そんな余計な事、不安にさすような点には触れていません。受験直前に、これまで何回も国家試験に落ちている学生さんの気持ちを理解するのは難しいです。