があります。(歯科診療時に)それは歯肉の状態がコントロールできていないヒトには治療を進めないという事。歯肉が腫れていたり出血がある場合、部分入れ歯や詰め物を装着しません。歯科衛生士が型をとり、外注で技工士さんが入れ歯や詰め物を作成されます。ですから私は技工士指示書を書くくらいしか労力を使いません。
しかしそんな問題ではないのです。歯肉の健康はすごく大切な事。全身の健康にもつながります。逆も真なり。そして部分入れ歯は取り外しできますから良いのですが、詰め物は取り外しができません。口腔衛生習慣がいい加減なヒトにあっては口腔内が益々不潔になってしまいます。また取り外しできる部分入れ歯でも口腔ケア習慣がない高齢者では(入れ歯と口腔内が)非常に汚い場合がほとんど。
自身でケアできるヒトには正しいケアをするように説明します。歯と歯肉の間に潜む細菌が産生する毒素が血管内に侵入すると様々な疾病の原因となります。その細菌を除去するには自身で口腔ケアをするしか方法がありません。如何にセルフケアが必要か・・・自身でケアできないヒトには介助者にできる限りにケアをしてあげるように説明するのです。
ところが私の考えを嫌がる患者も時々居ます。入れ歯や詰め物が無いと食べにくい、と言うのです。しかし歯肉の状態を無視して治療を進めるのは良心が痛みます。歯肉の健康が大切な事にハッキリ気づいている者として正しい治療を遂行するのが筋だと私は思います。
しかし口腔内が不潔な状態だと自身が気持ち悪いと感じないのかな?と純粋に疑問をもってしまいます。ある種の薬剤(抗てんかん薬、降圧剤の一部、免疫抑制剤)服用ではセルフケアを自身でできないくらい歯肉が腫れ上がります。この場合には著しく腫脹した歯肉を切除する必要。この例外以外ではセルフケアで凄く口腔内の状態が改善されるのです。