卒試と国試 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

歯科医師国家試験よりもはるかに難関なのが各大学の卒業試験です。歯科医師国家試験出題基準に準じた問題を出すのが歯科医師国家試験。がしかし成績の悪い学生に国家試験を受けさせないため(留年さす)卒業試験では出題基準を逸脱した内容もみられます

 

病理診断学で言うと、年に数度しか実際に診る事がない顎骨の良性腫瘍を組織型まで回答さすような設問があります。(歯根嚢胞や舌癌は毎日のように病理部に持ち込まれますが、顎骨腫瘍は非常に稀なのです)

 

言い換えれば、難関な卒業試験をクリアでき卒業できる学生にあっては国家試験は楽々なはずです。しかし実際には歯学部卒業したが歯科医になれないヒトが多いのです。(裏口進級はあります。裏口卒業はあるのでしょうか?他大学で聞いた事もあるような・・・)(注=裏口進級とは成績が悪くても寄付や講座への献金で進級する事。)

 

 

歯学部を卒業しても歯科医になれない。現在このような事態が多発しています。ほとんど無試験に近い入試で歯学部に入学し、歯科医師削減のために超難関な国家試験に挑む。私たちの時代では歯学部入学時点である程度選抜されました(私立でも)。そして国家試験は現在と比べられないくらい簡単だったのです。(もっとも卒業試験は難しかった)

 

このような歪な歯科界、あるいは歯科受験界にあるのですが、私は別の角度から歯科界を見ています。将来的に歯科医という職業自体が不要になるのではないか、いや不要になるのが正しい事ではないか、と。そして現在の歪んだ歯科受験界が将来を示唆していると考えるのは言い過ぎでしょうか。

 

夏は大切。現在の受験生には夏を乗り切って欲しい。もし勉強のやる気が出なければ、夏を存分に楽しみ秋から1日14時間勉強をするのです。受験にもっとも大切なのは気合い。邪魔なのは勉強してるフリ・・・。「良く遊び良く学べ・・・。」。30歳を超えた受験生にも言える事なのです