診療放射線技師の世界を取り上げ、技師らを主役とした表題のドラマが今月からはじまりました。私は学生時代から今日に至るまで放射線科は凄く苦手です。ふつう開業歯科医にあっては日常的に「デンタル」「パノラマ」といわれる撮影をします。それは虫歯や歯周病等を診断するのが目的です。(中には歯肉癌の顎骨浸潤や上顎洞疾患、顎骨腫瘍が発見される場合もあります)
私も週1での歯科診療ではこれらの画像診断をします。そこが治療行為へのスタートなのです。歯科大学病院口腔外科では歯科領域であってもCTやMRIを用い、その読影までを歯科医がします。慣れれば何ともないのでしょう。私には無理です。
過去の話ですが、私のように病理に所属していても画像診断が必要でした。学会発表する時には常に確定診断の補助として画像が必要だったのです。学生時代、放射線診断学が苦手だったためにには、画像診断の解説に相当苦慮した経験があります。
本題に戻ります。ドラマ主役の診療放射線技師には医師免許がある、という設定なのです。これには相当無理があると感じます。非現実的だと思うのです。無理があるゆえに見ていて面白いし滑稽にも感じます。
このドラマの設定に疑問を持たず、「お医者さんなのに技師の仮面をかぶって仕事してる人もいる」と見ているヒトが誤解されないか心配です。このドラマ、あまりにも(医療の世界では)現実離れしている、という事を忘れてはいけないのだと思います。ドラマはあくまでドラマ・・・。