正しい歯科医療を求めて① | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

ネットニュースに歯科に関する非常に興味深い話題が出ていました。全国の開業歯科医の方々はどのような意見をお持ちになったのか興味があります。

 

内容を要約しますと「現在の虫歯治療は患者のためのものではなく、歯科医の儲けのためにある。大きく削らずに済むコンポジットレジンによる歯牙の修復を第一選択とせず、銀歯を詰めようとする。銀歯を詰める場合、健全な歯牙を大きく削るので歯は脆くなってしまう。それが歯牙の喪失原因にもつながる事になる」というような事を歯科医ではなく医事評論家のような方が書いていました。

 

もちろん全面的に賛同できません。しかし大部分について受け入れられます。特にコンポジットレジン修復の利点を隠し、マイナス要因ばかり挙げる歯科医も居るのは事実です。コンポジットレジン修復にあっては①処置が容易で患者の苦痛が少ない②短期間で処置できる③健全歯牙を切削せずにすむ、という利点があります

 

一方、銀歯を装着する場合①処置内容(操作)が複雑で歯牙に対する侵襲が大きい②治療に時間がかかる③歯牙を大きく削るので歯が脆くなる、と記事の内容と同じような事を私も挙げます

 

コンポジットレジンは(銀歯に比べて)強度に問題があるので、咬合力が大きく加わる部位(奥歯)には不向き。という歯科医も多いです。しかし、だからと言って第一選択を銀歯にしても良いのか・・。「常識を疑う」クセが付いた私には第一選択が銀歯だとは考える事ができません。(私は患者として、銀歯装着で酷い目に合った経験もあります。)

 

銀歯を装着するためには通院期間が長くなります。しかも作製は歯科技工士が行います。ですから歯科医が仕事の手を取られる事がありません。そして指導料や管理料は月が変わると算定できます。歯科医にとっては長い通院期間を要する処置を好むという面がここにあるのでしょう。

 

正しい歯科医療を受けるためには歯科医任せの歯科診療では困るのです。患者も積極的に処置内容に口を出し、「長く通院できない」「歯を削る量は必要最小限にしてほしい」という意見を言うべきなのです。歯科医にお任せ、という感覚では何をされても文句が言えません。素直で従順な性格、歯科受診の際にはマイナスに作用する場合もあるという事を知っていただきたいです。