「入院した時の病院給食を真面目に指示通り食べてはいけない」と申し上げると、多くのヒトは変な顔をします。病院の食事こそバランスの良い理想的な食事と思い込んでいるのでしょう。栄養学を考える上で「バランス」という言葉に私は抵抗があります。
糖尿病のヒトに「脂質の多い食事は大量のインスリンを分泌させ膵臓を疲弊さす。脂肪摂取量の増加が糖尿病患者を増加させた。だからアブラを控えなさい。高カロリーに注意しなさい」(←もちろん嘘です)などと説明する医師もいまだに居るのです。決して信じてはいけません。
糖質制限食を受け入れられない専門家にあっては1日の食事全体の6割を糖質で摂るように指導しています。これでは患者がお気の毒です。そして真面目に医師や栄養士の意見を受け入れ、何ら疑問を持たないヒトが「治療を受けているのに糖尿病が悪化した」という悲劇に見舞われるのです
どうして6割もの糖質が必要なのか?との問いに「従来の食習慣を受け入れて継承する事が正しいから」と平然と言う専門医も居るのです。驚きです。このような場合、自身の身体は自分で守るしかありません。
世間には間違った情報が散乱しています。ネット、テレビ、書籍・・・。栄養学の話題を10とした場合、信用できるのが2割、信用しては駄目だがが即有害とならないのが6割、そして危険な感覚だから絶対に受け入れてはいけないのが2割。(2,6,2の法則?)
血糖値を上昇さすのが糖質。脂質摂取では血糖値を上昇さすことがありません、インスリンも分泌されません、そしてケトン体だけが上昇します。つまり糖尿病食として糖質を徹底排除し、脂質を積極的に摂るのが正しいのです。この事を受け入れられない主治医の場合、思い切って医師を変える必要があります。(ネットで捜すと糖質制限推進されている内科医、容易に見つかります)
糖質を摂ると食後高血糖を起こします。よく「(糖尿の)薬を飲んでいるから糖質を摂っても気にする必要なし」というヒトがいます。がしかし大きな誤解です。糖質摂取でグルコース・スパイクを避ける事はできません。仮にインスリン分泌量が多かったり、効きの良いインスリンが分泌されたりして「糖質を摂っても摂っても糖尿病と無縁」という事があるかもしれません。現時点では。
がしかし糖質摂取は血糖の乱高下(グルコース・スパイク)の原因になるわけです。ですから確実に血管を傷つけています。糖尿病にならなくても他の健康上の問題が生じる危険性も。発癌や感染症の治癒遅延も糖質が原因である事もあきらかです。それに健康診断で(糖尿病の)数値として問題がなくても、いきなり糖尿病合併症として発症する場合もあるようです。糖尿病合併症は恐ろしいです。
間違った栄養学に振り回されず、正しい情報収集をすることが肝要なのです。選択判断の誤りは自身の健康に跳ね返ります。それでも誰も責任を取ってくれません。だから真剣に自分の事として考える事が求められます。予防目的でも治療目的でも正しい事を追求し続けたいものです。