島根県江津(ごうつ)と広島県三次(みよし)の間を中国山地横断して結ぶJR三江線(さんこうせん)が来月末で廃止になります。全線で100㌔を超す長大路線ですから、地元での混乱もあるのか・・・(たぶん無いはず)
実際に陰陽連絡(山陰本線側と山陽本線側の移動)に使う旅客は皆無でした。昭和50年に全通した当初から直通する特急列車が1本もなく、直通列車が1日4往復。その状態が廃止前の現在まで続いていたわけです。(このような状態では陰陽連絡に使えない。実際高速バスにほぼ100㌫客を取られている)
逆に現在まで平行道路の不備を理由に生き残った事の方が不思議なくらいの超過疎路線。私は2度全線を通して乗りましたが、人口が少ない山奥を川に沿って突き進む路線だけに沿線風景の満足度は高かった。
粕淵(かすぶち)の湯抱温泉(ゆがかえ)で1泊しました。寂しい温泉宿でしたが、素朴で控えめな女将の対応が気持ちよかった。赤とんぼの大群、今でも目に焼き付いています。
廃止前にもう一度乗りに行こうか・・新幹線を利用すれば1泊で行けます。それくらいなら仕事を休まなくても行けるわけです。
知人にこの話をすると、「止めとき」と言われました。今、廃止前の駆け込みで全国から凄い多くのヒトが来ているそうです。全線乗車3時間半を立ちっぱなしになる恐れ大、とのこと。そんな事態になれば興ざめです。
JR三江線。莫大な経費をかけて全線開通したが、まったく華やかに発展する事なく、現在バスのようなワンマン列車が細々と陰陽を結んでいます。廃止前という事で物見遊山のマニアに囲まれて。
鉄道ファンの私にとって、JR三江線を思うと何となく切なくなるのです。3月にむけて益々大騒ぎされるでしょう。ひっそりと廃止、これは無理な事なのでしょうね