予防歯学 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

糖質制限を知って自身で取り入れ、低温熱傷に対して湿潤療法を自身で実行するようになって変化したことがあります。物事の考え方の根本が、です

既存の概念を先ず疑いから入り、すべてを鵜呑みにせず知識に頼りすぎないで知恵を使う。そのために目を向けるべき視点を考える。エライ人が言っていたから、皆がそのようにしているから、という発想に流されると正しい行動ができない、という事にハッキリと気づいています。


そのような感覚が身についた今、私は歯学の分野で最も必要なのが予防歯科だと感じているのです。学生時代には興味が持てず、小難しい理論だけが先行しているイメージがありました。がしかし歯科医の処置を受けること、すなわち口腔内に外科的侵襲(表現が大げさかもしれませんが)を受けること自体を限りなく避ける事こそが口腔内の健康増進につながることが理解できます。(改めて歯を削る事。歯肉の手術をすることが如何に患者にとって不利益かが認識できるのです)

だからこそ、治療より予防なのです。そしていったん治療にはいると歯科医療の餌食になると言っても決して過言でないと考えます。だから歯科医に関わらないで済むような口腔内の健康を自身で得る事が肝要なのです。病んでから歯科医にお任せという感覚は最悪。


予防歯科学。具体的には口腔衛生指導を丁寧に受け、かつ自身で毎日継続する事なのです。それが80代、90代になって歯牙を失い、口腔内が不潔になり、それでも異常さに気づかず苦しむような事を避ける事につながると考えます。

地道な行為の積み重ねが最終的の理想の結果を生む。まさに糖質制限や湿潤療法の発想と同じだと思うのです