ノルウエイの森 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

村上春樹さんの小説「ノルウエイの森」の中で印象深い部分があります。『お金持ちはお金が無いとハッキリ言える。本当にお金に困っているとヒトには絶対にお金が無いと言えないのよ。だって惨めでしょう』この小説、25年くらい前に読みました。上下巻2冊を一度で読み切りました。それくらい引き込まれたのです。

当時、この小説に引き込まれるヒトは精神を病んでいるとか、性格異常だとか著者の名誉を気づつけるようなことが週刊誌に書かれていました。今なら名誉棄損でネットで騒がれそうです。それくらい話題になった小説なのです。

上記『』内言葉は大金持ちが通う名門女子高に庶民の娘が通い、お金がかかりすぎて付き合いで困った場面ででたのです。


私は自身に置き換えてこの言葉が身に染みるのです。それは「知らない」「できない」と言えない自分が居ます。特に歯科診療において未熟で自信がなく、知識も乏しいことを自覚しています。それゆえに見栄を張るかのように何でも知っていて何でもできるかのようなフリをしてしまうのです。

私の周りを見ても、優秀で仕事ができる歯科医は知っているフリなどしません。出来るような装いをしているのを見た事もありません。これって『』内の言葉と非常に通じ合うものがあるように思えるのです。

『仕事ができるヒトは知らない、できないって言えるのよ。本当に未熟なヒトは絶対にそれらを言えないものなのよ。だって惨めでしょう』となるのでしょうかね・・