昨日は中学生以降において学業成績の一般論を書きました。では歯科の世界においてはどうか、という事で「歯学部での学業成績と幸福度」を考えてみます。
これは生物学でいう「全か無かの法則」があてはまります。進級卒業もできないほど成績が悪ければ、留年を繰り返し果ては放校という最悪の事態に陥ります。しかし成績上位でなくても、仮進級でもなんでも留年さえしなければ成績の良し悪しと幸福度は比例しません。
講義中いつも寝ていて試験前にヒトのノートを丸写し。過去問を暗記するような形でギリギリで歯科医師になったヒトも多いです。(私もです)それでも歯科医師免許を得てから、大学の基礎系講座で実験しデータをだす面白味を覚え勉強の楽しさを実感したヒトや、飛ぶ鳥落とす勢いで歯科医院を何軒も開院し経営者としての手腕を発揮しているヒトも居ます。
逆も真なり、というのも当然ですが良い話ではないので具体例は控えます。
歯学部での成績上位でストレート進級卒業しても、何年も国家試験浪人を繰り返しているヒトもいいます。このような例を見ていると学業成績という枠では推察できない面があるように感じました
私が歯学部に在籍していた1990年代は平和なものだったかもしれません。学年で5番以内に入る男性が国家試験に落ちました。しかし解剖学講座教授の粋な計らいで歯科医師免許が無い状態で大学院生として受け入れられたのです。
彼が現在歯科医師になっているかどうか不明です。(私は成績優秀者との付き合いがほとんどないのです)しかし今の歯科界なら国家試験合格しないと誰も相手してくれない事でしょう。特異な例として印象深い事象でした