(35歳男性数ヶ月前より上顎第一大臼歯に鈍痛および同歯相当部歯肉の腫脹と圧痛をみるも放置。1週間前から同歯に持続的自発痛が出現。2日前より自発痛が激しくなったため本日当科受診した。打診痛、温熱刺激による誘発痛が認められ、画像より急性全部性化膿性歯髄炎と診断。
抜髄処置を行った)
これは10年以上前の私の話です。(おおまかな事を思い出しながら書きました。完全に正確ではありません)さて、何を申し上げたいのかと言うと抜髄処置の後の事です
神経を抜いて「根の治療」(虫歯菌があった場所の洗浄消毒を繰り返す)が終了したのちどうするのか・・・。補綴にはいります。クラウン(銀歯)を被せるのです。これは歯科治療のセオリーで、これを行わないと①噛めない②顔がいがむ③歯科医が儲からないといった問題があるので、有無を言わさず被せます
当時私は拒否しましたが、②の事を厳しく言われました。そして渋々従ったのです。これが悲劇のはじまりでした。被せた下で虫歯菌が再び暴れだしたのです。内圧が亢進して激しい鈍痛と歯肉の腫れで1晩苦しみました
ですから再び銀歯を撤去してもらい根の治療をやり直しました。神経を抜いてあるので麻酔なしで行ったのですが、相当辛かったです。そして同部も含めて(必要であっても)2度と補綴処置はしないでおこうと決めたのです
根管治療を終えた歯牙には歯科用セメントやシートで仮封して終了です。仮封材が取れれば再び行えばよいのです。この話をすると②顔がいがむと誰からも言われます。しかし10年以上補綴が必要な歯牙数本を放置していますが問題ありません。(たとえ顔がいがむ事があっても、補綴物の下で歯牙が膿んで内圧亢進して苦しむよりはマシです)