歯学部学生時代、歯周病学(歯科保存学といったり、歯周治療学という大学もある)の講義、実習に何ら興味が持てませんでした。正直に言うと大嫌いでした。若い教員があまりにも威張っていたからです。そして実習が出来ない学生や醜い容姿の学生(男も女も)には露骨に意地悪をするのです
実習で若手教員から差別されて嫌われると、試験の成績にも反映されます。最終的な進級判定は主任教授ですが、実質的に日々の実習を担当する入局1年目から数年目の若手の権限があったわけです。私は常に再試を受けていました。(ギリギリで留年を免れた記憶があります)
歯学部6年生の時、謙虚で優しかったヒトが歯科医師国家試験に合格し母校歯周病学講座に入局すると嫌味で腹立たしいほど威張り学生をいじめる例はよくあったわけです。これは歯科独特の風潮で私の大学だけではなかったはずです。そしてその象徴が歯周病学講座でした(歯科補綴学講座はさらに酷かった。だから嫌な印象しか残っていません)
そのような理由で私が歯科医師になってからも、歯周病学に興味も関心も持てませんでした。しかし大きく変化したのは糖質制限を開始してからです。理由は自身で実践できる素晴らしい健康維持増進方法という点で共通していると気づいたからです。
糖質制限を継続しながら歯周病学の原点に立ち返り正しい口腔ケアを普及させれば歯科医院を受診する事が不要になる可能性があるかもしれない、と考えるようになってから自身の口腔内を舞台に日々試行錯誤しています。数日前の『フロスの底力』に書いた内容も身をもって体感している事なのです
糖質制限という原点がなければ歯周病学という学問自体が成り立たないのではないか、とすら最近感じています。歯周組織の炎症を進行させ最終的に歯槽骨を破壊する細菌の餌は糖質なのですから。この事実に目を向けず口腔ケアだけで(歯周病の)予防や治療する事は出来ないはずです