歯を抜いた後、なかなか出血が止まらない場合があります。これは患者にとっても歯科医にとっても不安なものです。不気味さを感じる事もあります。特に基礎疾患をもっている高齢者の場合や多くの薬剤を服用しているような場合は心配になるのでしょう
私自身、歯科医になってからの抜歯経験は少ないのですが、時々相談を受けます。「we85,下の8番(親知らず)抜いて、全然血が止まらへんねん・・・」と。血小板が極端に少ない場合や血液をかたまらせにくくする薬剤を服用している場合は別ですが、絶対に確実な止血法があるのです
抜歯窩で綿球を(ガーゼでも何でもよい)噛み続けるのです。するとどんな出血でも止まります。圧迫止血の要領です。口腔内に血液があふれてくるような出血でも圧迫止血は有効です。
学生時代、抜歯後に全然出血が止まらない症例を見学した事があります。歯の根っこから何か連なったのもが出てきました。歯の下に歯?のようなモノがついてきた・・・。なんと教科書でしか見た事のない「良性セメント芽細胞腫」と言う腫瘍だったのです(病理に出して最終的に確定。本人は即入院)
患者は同級生で同じ臨床実習の班のヒトでした。昨日たまたま本人と長電話をしている時に思い出しました。このような事というのは,時間が経っても忘れないものです(私は見学していただけなのですが。)