「口腔外科」あるいは「歯科口腔外科」といいます。前者は口腔外科学、という学問分野で用います。l後者では標榜診療科目として使います。
口腔外科というのは「外科」といいますが実は「外科」だけでな無いのです。歯科領域では「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」そして「歯科口腔外科」の4つしか標榜することができません。
虫歯と歯槽膿漏以外の口腔領域の疾患はすべて「歯科口腔外科」で扱います。ですから「外科」とはいいますが、全身疾患が口腔内に症状を呈するような場合、精神的な問題で口腔内に症状が出ている場合も「口腔外科」の分野なのです。基礎疾患があるヒトの歯科治療も「口腔外科」で対応します
漢方についての内容や針麻酔の事など、いっけん歯科と関係ないような分野も口腔外科学で扱います。血液検査をはじめ検査の仕方や診方も口腔外科学の分野なのです
もちろん中心は抜歯や顔面外傷や顎炎のような重篤な炎症症状、そして悪性腫瘍を含めた腫瘍や嚢胞(のうほう)を扱う事なのですが・・。
日本口腔外科学会の会員の97㌫は歯科医師。2㌫が医師です。つまり、口腔外科を標榜していたり、認定医、専門医、指導医といった学会からお墨付きをもらった「口腔外科医」のほとんどが医師ではなく歯科医師なのです
時々誤解されている場合があります。「外科」とつくからなのでしょうか。医科の某学会では「歯科医師は虫歯と歯槽膿漏、そして顎関節症以外扱うべきではない」と口腔外科学会に抗議しているようです
それでも、それを無視し法律を盾に譲りません。私個人的には虫歯と歯槽膿漏、そして顎関節症を扱うだけの方が、事故が減るように思えて賛成です。こんな事を堂々と書くと、歯科医から抗議のメッセージがありそうですが・・・