私は年齢と共に1回のアルコール摂取量が確実に増えてきました。これは肝臓等が強く健康になったからではありません。逆です。身体がアルコールに慣れてしまった故、少量では酔わない(満足できない)という状態になってしまったからです。
ですから時に二日酔いで苦しむ事もあったわけです。月に1度程度はありました。しかし糖質制限をして1年、二日酔いは1度もありません。1回飲酒量は確実に増えているにもかかわらず、です。
2日酔いの原因として脱水、低血糖が挙げられます。私自身、糖質制限する前から脱水症状が出ないように水分同時摂取を心がけていました。しかしビールを飲むとなかなか難しいです。特に酔うと「健康に対しての理性」のようなものが働きにくくなるから尚更だったのです。
ところが糖質制限していると積極的に水分を多く摂らなくても脱水症状がみられにくく、二日酔いの心配もなくなりました。これは炎天下に水分を摂らずに歩いてもノドがかわかず濃尿にもならない事とも関連がありそうです。糖質を処理する時に必要な水分が不要ゆえ脱水状態になりにくいというのが理由の1つなのかもしれません
低血糖はどうでしょうか。呑んだ後の〆や二日酔いの朝、果物を摂ると楽になるのは本能的に身体が低血糖状態を回避しようとしていたからなのでしょう。しかし糖質制限をして血糖値の乱高下が生じにくく、血管への負担をかけない場合、二日酔いでの苦しみの原因となる低血糖は生じにくいようです。
ここには糖質制限によって常に糖新生される事も関連しているように思えます。ですから糖新生ために(糖質制限者はアルコール摂取時)普通のヒトよりもタンパク質と脂質を大量に摂る必要がありそうです。(仮に糖質しかアテが無い場合にはアテ無しとします。しかしアルコール以外の水分は摂る)
二日酔い回避できる理由として、糖質制限で脂肪肝等の肝機能が改善されるという事から肝臓に対しての負担も軽減されている事もあるように感じます。呑みすぎた翌朝でも身体は健康体で朝からマラソンでもできそうな勢いなのですから。深酒後でも目覚めがさわやかです。
二日酔いで生じていた不快な消化器症状がみられなくなりました。胃もたれによる食欲不振がみられず、呑みすぎた翌朝も空腹で目覚めます。これは糖質という胃滞留時間の長いものを摂っていないからだと考えられます。糖質はタンパク質に比べていつまでも胃の中に留まっています。ですから消化のために胃酸が出続けます。これが翌朝の胃もたれの原因となっていたようです。
しかしここで大きな疑問が残ってしまいます。私の場合呑む時も呑まない時も徹底した糖質制限をしています。しかし飲酒といえばアサヒスーパードライ、というくらいのビール好きです。華やかな大吟醸も無制限に呑んでしまいます。
こんな呑み方であっても糖質制限による効果は著明なわけです。しかし醸造酒は呑んでよい、と結論つけるのは間違いであることも承知しています。『血糖値の乱高下による酸化ストレスは肥満だけでない。肥らなくても身体の害になっている。』という教えが大きなヒントとなったゆえの結論です。糖質(醸造酒)の害はヒトによって生じ方が異なるという事を知ったからなのです。
ですから糖質制限しながら醸造酒を摂って二日酔いを回避できていても、(二日酔いという現象以外で)身体(血管)には負担が生じているはずです。
1日も早く醸造酒に対しての糖質センサーが働く日が来る事を願いたいと考えています。そのためにも、呑む時に蒸留酒を取り入れたいです。炎天下真夏の海岸でビールが甘くて呑みにくかった日を想いだしながら・・。