「診させていただきます」 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

昨日病院歯科に行きました。医局には若い歯科医が何人もおられます。内線電話の対応を聞いていると「~診させていただきます」という口調が耳から離れませんでした。


おそらく他科の先生との会話なのでしょう。中には内線電話でなく、直接「診させていただきます」を言っているヒトも居ました。


別に偉そうに振舞う必要はありません。丁寧な対応は良い事です。しかし歯科医はホテルマンではありません。言葉遣いが間違っているのでは?と思いました。患者「様」以上に違和感を持ってしまったのです。



歯科医の職務は診療だけではありません。保健指導という項目もあります。口腔ケアについて「指導」をする立場なのです。しかし先日の若い歯科医の馬鹿丁寧な患者対応では「指導」しにくいのでは?と感じました。


診療室でも同じでした。「アンタはホストか?」というような甘いマスクをつくり丁寧に丁寧に患者さんと接しています。殺伐とした古い病院では良いのかもしれませんが、私には馴染めませんでした。



私以上の年代の歯科医は普通の言葉で話されています。それでいくと丁寧すぎる患者対応は現代っ子歯科医だけなのかもしれません。診療内容については丁寧か否か不明です。



私は20年近く前に教授に「威厳を持って行ってこい、」と言われて診療室に出向いた時代を思い出しました。私の時代と現在とでは歯学教育自体が違うのかもしれません。(現在は臨床研修が義務化されています。私の時代にはありませんでした)


若い歯科医(主に20代、30代)の「診させていただきます」という言葉を聞くたびに時代は変わったのかな?と何となく寂しい気分になったのです