歯科医師国家試験合格率62,8㌫ということは10人中6人以上は合格する、という事になります。しかし実際には違うのです。
私立大学歯学部では国家試験合格率を非常に気にします。ですから国家試験に合格しそうな学生だけを選抜し卒業させます。レベルが低い大学ほど卒業試験が異常に難しいのです。そして受験対策をしっかりします。
そのような大学では卒業だけでなく進級も厳しく留年率が高いのです。6年間でストレートに卒業して国家試験を1回で合格する学生の数は大学によって大きく異なります。私立歯学部では5割を切るところが多いのです。
私立歯学部の学生には中学レベルの英語や数学もわからなかったり、国語力が皆無な学生も居ます。そのような学生が歯学部に籍を置くと本当に悲劇です
私の知っているケースでは1年2回、2年2回、3年2回としてそれでも進級できずに3年でやめていったヒト、6年までストレートできたのに何度やっても卒業試験に合格できずやめたヒトが居ます。
学力に相当問題がっても絶対に進級、卒業、そして国家試験合格したい場合には正攻法で勉強しても無理です。国語力がないため問題文が理解できないからです。
「検体上皮には歯牙様硬組織を認めないので、軟組織由来の病変だと考えます」
この文章の主語を「検体上皮」と答える学生が何人も居ます。主語の「私は~」が隠れていると答えられないのです。
私が学力の低い学生に卒試~国試対策する場合、ゲームに仕上げてしまいます。理論も無視、医学書を紐解くのも最小限にしていただくのです。知識はなくとも面白いほど問題が解けるので奇跡が起こるケースも結構あります。