難しくなりすぎた歯科医師国家試験① | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

今年2月に実施された歯科医師国家試験の合格率は62,8㌫でした。昨年も同じような数だったのです。私が受験した頃の合格率は毎年90㌫を超えていました。ですから相当下がったわけです。


試験様式も変わり、問題数も増えました。しかし近年の難化は異常です。歯科医師を増やしたくない国の方針はわからなくもありませんが、あまりに露骨に解けない問題が出たりします。


マークシート方式で5個のうち正しいのを1個選ぶのであれば勘で当る場合もあります。5個の中から2つ選ぶ問題は知識がなければ無理です。いくつ正解か自分で判断する問題では、知識が邪魔して知っていても正解できない場合もあるのです。禁忌問題も怖いです。ある問題では領域中2個以上間違うと、それだけでアウトです。



歯科医で「現在」の歯科医師国家試験を正答し合格できるヒトがどれくらい居るのか疑問です。わたしたちの頃では習ったない領域も出題範囲に含まれています。私が使用していた教科書類も役に立たなくなっています。以前の正解が現在の不正解という部分も多いからです。


歯学部を卒業しても歯科医になれない、という恐ろしい事が毎年起こっています。1度落ちるとさらに合格しにくくなるというのは、わたしたちの頃と同様です。違うのは優秀な学生でも落ちる事です。誰もが悲劇に陥る可能性があります。



合格できる可能性が限りなく零に近い国家試験多浪生にあたかも合格の可能性があるかのように受験指導するのは辛いものです。