糖質制限を楽しめないヒト | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

糖質制限すると肥満が改善し、肥満由来の疾患が治癒します。免疫力が高まります。これらは身体的作用。それに対して精神的作用としては性格が穏やかになるとされています。ですから躁鬱や睡眠障害の問題が解決するのでしょう。


私自身も糖質制限で明らかに性格が穏やかになりました。具体的には感情の起伏が見られにくくなりました。糖質制限の草分け的存在である江部先生も御著書の中で同じような事を書かれています。糖質制限の会に参加しても皆さん穏やかです。ですから私は糖質制限の精神的作用に疑いを持ちませんでした。今も同じです。




私の知人で糖尿病合併症を恐れた糖尿人がおられます。糖質制限を3年続けている60歳代前半の男性です。もともと攻撃的でヒトを否定批判するのが得意な方でした。1年前から1日1食にされ、性格の激しさが誰の目にも明らかになってきたのです。糖質制限すると性格が温厚になるのではなかったの?と私は疑問を持ちました。



ご本人に直接指摘すると怒り狂うでしょうから、話題にできません。1食だけの食事をご一緒する機会がありました。そこで感じた事があったのです。食に対する執着が凄いのです。ですから糖質制限をし、さらに1日1食にする事が相当なストレスとなっているように見えました。



糖質が含まない食材で自身が残した物は即、仲居さんに包んでもらいます。少しでも口に合わないと表情が険しくなします。さらに呑むと暴言が激しくなるのです。周りは苦笑していますが、私は同情してしまいます。



このような状態でも糖質制限は有用なのでしょうか。それとも、ストレスになっているので逆効果と考えるべきなのでしょうか。


私はこの状態だからこそ必要だと考えました。長期にわたり糖質過多の生活を続けた結果の身体的問題として糖尿になったのです。そして精神的問題として、激しい性格傾向がみられるようになったわけです。ですから糖質制限によるイライラは一種の離脱症状なのではないでしょうか。


喫煙者がタバコをやめるとイライラするから再び吸うか、禁煙を続けるかどちらが健康維持増進しつながるか、と考えるとわかりやすいです。ですから、この方の場合糖質制限がストレスになっていても続けるべきなのです。


しかし方法に無理があると感じます。糖質を摂らないかわりにチーズ、ナッツといった満足感がある間食をし、1日2食はしっかり摂る事が必要でしょう。来週お会いした時には自分の事として話してみるつもりです