【歯科の話・歯科医院の選び方②】 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

タイプ①M先生。30代後半。独身。開業2年目です。ジャニーズ系で甘いマスク。寡黙で、それでいて人当たりが良いです。誰からも好かれます。出身大学の歯周病科で3年研修した後の開業ですから経験豊富とはいえません。


しかし誠実なのです。患者の痛みを取る事だけを考えて最良の処置をします。私も治療してもらいましたが、とにかく丁寧です。経験豊富な歯科医よりも安心して任せられます。


器具の滅菌消毒という概念も学生時代に受けた講義、実習のとおりで実践されています。慣れるとグローブを使いまわしたり、酷い歯科医では局所麻酔(浸潤麻酔)を患者毎に変えないヒトも居ます。そんな歯科医には絶対行ってはいけないのです。その点、こちらは安心です。しかしM先生のような開業歯科医を見つけるのは難しいのかもしれません。


話はそれますが、C型肝炎患者が急増した原因に予防注射の針の使い回しが一因だとされています。歯科の麻酔注射の使い回しも同様の危険がはらんでいる事実を誰も声だかに叫ばないのは不思議です。





タイプ②R先生。50代前半。某大学医学部付属病院口腔外科、麻酔科で研修後、地域の基幹病院口腔外科勤務。約10年前に地元に帰って開業。とてもおしゃべりです。インプラントを中心とした自費患者を多く持っていて派手にされています。話が上手ですから「商売」も上手です。待合室には常に患者があふれています。


人気はあるのですが、対応は雑です。神経の処置(根の治療)は時間がかかる割りに保険点数が低いのです。こんな時は適当にされる事もあります。すると歯の神経の中に虫歯菌が残り、再び痛みます。この状態で上から詰め物をすると患者はさらに悲惨な事となります。又多少の偶発事故は笑顔で誤魔化します。笑顔は武器、私はR先生の笑顔に恐ろしいものを感じる事が多いです。






タイプ③H先生。40代後半。国立大学大学院基礎系講座で学位を取ったあと、一般開業歯科に勤務。経験を積んで数年前に開業。ビル診療で患者数も多い。とにかく優秀です。どんな患者にも丁寧に対応します。昔の歯科医に多かったタイプです。ですから愛想が悪く、とっつきにくいです。


一見いつも怒っているように見えます。笑う事はまずありません。しかし患者が治療中に痛みを訴えると真摯に受け止め治療を中断します。待合室の患者があふれていても自分のペースで黙々と仕事を進めます。確かめたわけではありませんが、おそらく器具の滅菌消毒も真面目に行い、見えない部分も誠実に仕事されている事が想像できます。


勤務歯科医時代からの患者も多いようで、絶大な信頼を得ているのは腕よりも人柄なのかもしれません。プライベートでもとにかく嘘や誤魔化しが嫌いな方です。お子さんの育ち方を見ても当人の人柄が反映されています



歯科医にも色々なタイプが居ます。選ぶのはなかなか難しいかもしれません。【歯科医院の選び方①】も参照してみてください