薬の代わりに糖質制限 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

私は薬をほとんど飲みません。症状が出ても多くの場合自然治癒を期待します。ここ10年くらい薬を飲んでないような気がします。


むやみに薬を飲むのはよくありません。特に対症療法薬といわれる鎮痛剤、鎮咳剤、下痢止め、便秘薬はできるかぎりさけるべきだと考えています。これらは根本解決するためのものではないからです、又せっかくの身体からのサインを潰す事にもつながりからです。


痛い、咳が出る、下痢をする、というのは身体が正常に戻るためのサインを出しているのです。たとえば、腐った物を食べ細菌が腸管内で繁殖した場合、それを排出しようとして下痢をするのです。下痢止めで止めてしまうと大変な事になってしまいます。

しかし例外もあるかもしれません。熱が高くで寝られない、頭痛や歯痛で眠れない、といった症状を取らないと体力が消耗する場合には便宜的に用いてもよいかもしれません。



対症療法薬に対して原因療法薬があります。代表的なのは抗菌剤。これも何か疾患を持っているヒト以外、安易に飲んではいけないと考えています。極論でしょうか。風邪で見られる咽頭炎、麦粒腫(めばちこ)、膀胱炎、下痢、歯肉炎といった細菌感染症で医療機関を受診するとまず抗菌剤が処方されます。


しかし軽い場合に内服すると抵抗力の強い細菌(薬剤で死なない菌)だけが残り、それが繁殖して新たな疾病となります。より重篤な症状がみられる場合もあります。又抗菌剤にはアレルギーやショック症状を起こすものもあります。だから私は安易に服用しないようにしています。


では症状が出た場合どう対処するのかというと、①安静②空腹③水分補給を心がけます。それで症状が酷くなる場合のみ抗菌剤を服用することにしています。細菌が優位で有る状態が続くと、先日書いたような蜂窩織炎(ほうかしきえん)や敗血症といった状態になり生命の危険があるからです。


軽症の場合の抗菌剤服用は避けた方が良いのですが、もっと避ける事は医師等の指示を無視してザラザラ内服する事です。抗菌剤では血中の薬の濃度を一定に維持する必要があります。ですから継続して飲まないと血中の濃度が維持できず、細菌が優位になり症状が重篤になるのです。ですから、4日分処方されて2日目で症状が消失しても、最後まで飲み切るべきなのです。


以前、歯性感染症で歯茎をパンパンに腫らした患者さんに、「宴会でアルコールをどうしても飲みたい」と言われた時、私は抗菌剤を宴会後から継続して内服するよう指示しました。つまりアルコールと薬剤を同時にとるのは危険ですから、1日あえて放置する事を選択したのです。アルコール飲むから抗菌剤を一時期やめる、というのかもっとも良くない選択なのです。


抗菌剤はなるべく飲まない。飲む選択をした場倍、最後まで継続して飲み切る。対症療法薬は飲まない努力をする。飲む場合は習慣にならないように最小限にする。これがまとめです。


生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病等)の慢性疾患でも薬は飲まない選択をしたいものです。ここでは糖質制限の威力を見ることができます。もし健診で指摘された場合、糖質制限に理解ある内科医(ネットで検索できます)を探せばよいと考えます