私には仲の良い同世代の女性が居ました。とある禁煙バーで出会い、2年間とても楽しい時間を送りました。仮に田中さんとしておきます。田中さんは化学物質過敏症という病気でした。アルコールは問題ないのですが、添加物の入った食材はすべてご法度。皿が汚い店でも飲めませんでした。
無添加で身体に優しい食材を探して西へ東へ。バーベキューに行ったりビアガーデンで飲んだり、海にも行きました。常に身体に優しい食材持参で。私には健康上の問題がありませんでしたが、田中さんの影響でどんどん食に対する興味が増してきました
2人で泥酔するまで飲む事もありました。華やかな世界が好きな方でしたから「都をどり」にも行きました。私にも化学物質過敏症に対する知識が深まっていったのです。
避けるべき物は糖質でなく食品添加物。これを避ける事が健康維持増進につながると信じて疑わない当時の私は愚かでした。私も田中さんも普段は穏やか(のように見えた)でした。しかし何かあると爆発です。
ある夏の日、近鉄A駅で田中さんを見送りました。とても楽しかったね、又来週おいしい日本酒行きましょう・・と。これが田中さんの姿を見た最後です。そして今も私の中では田中さんは生きています。モデルのような姿で可愛いというよりもカッコイイという言葉がぴったりの田中さんの姿が。
糖質制限をして常に穏やかになり睡眠障害が完全にみられなくなった今の私は断言できます。糖質抜きが精神の健康を確保出来る、という事を。当時糖質制限を知っていれば田中さんに勧めたでしょう。几帳面でまじめなヒトでしたから希望を持って糖質制限をされたはずです
無添加食材の店からダイレクトメールが来た本日、田中さんとの楽しかった日々を想いだしました。二度と戻らない仕合せな日々を。合掌