電子書籍のネタがホットである。ミイラ化したようなフレーズ、失礼しました。このブログでも、ここんところ、意識して電子書籍をテーマに選んでいます。最近の日経でも、やたら「電子書籍」という言葉を見つけると言う。僕は読まないので、読んだ人の感想。
昨夜、おせわになっている印刷会社の社長さんと話をしていたら、出版系と取引がある印刷会社では、iPadアプリの対応は普通になっている。PDFデータをアプリにして、アップストアにあげてしまう。
もちろん新刊ではなく、旬をすぎた書籍。動きが止まって、書店で売れなくなった本ですね。再生というか、忘れ去られてしまっていた「本」を、掘り起こして再び世の中に登場させるのですね。いいなあ、電子書籍化してほしいのがいっぱいあるし。
ただし、クリアしなければいけない問題は山積みで、そんなに簡単に片付くもんじゃあ、ありません。詳しくは書きませんが。
印刷会社さんは、いままでの業務だけでなく、ITリテラシーが必要で、業務がどんどん拡張の一途を辿るでしょう。それについていけないところは、淘汰されるのか?どうでしょう。
前々回あたり、このブログで書いた「グーテンベルグ」の話でも、当時、知識を独占した特権階級がいて、それが現代では、誰にあてはまるかってことを少しだけ書いたのですが、印刷会社さんも、それに属するのではないかと思うのです。
特権階級というのは、15世紀では高価な本を独占できる貴族や教会をさしていました。現代では、どうなるのか。紙の印刷に関した特権階級。つまりは、それにより利益を得ている人々もしくは、業界と定義する。
パブリ・ビジネス・モデルとでも名付けましょうか。
それは次のように分類できます。
●コンテンツを独占
⇒⇒⇒新聞社 出版社
●複製を独占
⇒⇒⇒
新聞社 印刷会社
(新聞社は複製も自社で行っている)
●流通・販売を独占⇒⇒⇒取次店 書店
(新聞社は流通も自社で行っている)
ただし、著作者である作家さんや出版社外部の編集プロダクションは、この独占グループには、いれていません。そう、パブリ・ビジネス・モデルの中にはいれてもらえなかった。作者は、著作権で保護されていますが、大きなパブリ・ビジネス・モデルの枠の中には入っているようにも思えない。印税にしても10%いくか、いかないかですもの。
ということで出版系の印刷会社さんも、例の特権階級の仲間入りです。
なぜ、こういうことを書くかと自問自答すれば、それだけ「電子書籍」を取り巻く環境が、激変しているということです。あと、数カ月すれば、このネタもミイラ化したものになるでしょう。
さて、ガラパゴスは、どんなもんでしょうか。
では、また。




