ある時、入居者のお一人とお話をしていて
ふと
「ここは留置場やからな」と一言。
笑いながらなので
(半ば冗談、半ば本音)と、かってに思う。
「留置場入ったことあるんですか」と私
「ない、ないけど、自由がないやん、ここは」と笑顔で
(痛いとこつくなぁ)
「〇〇さん、自由があれば何しますか」
「そうやなぁ。。。」
遠い目をしながら
「自分の感覚で過ごしたい」
(自分の感覚が喪失していく恐ろしさ)
その恐怖は想像し難いですが
その喪失感を考えながら
寄り添っていきたい。