きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
木曜日はきもの着付基礎クラスの8回目のお稽古でした。
礼装の仕上げと講義です。
暑いので長襦袢のまま講義を先にいたしました。
礼装と一口に言っても第一礼装の黒留袖、喪服、振袖以外はカテゴリーによる格の順番は
明確には決まっていません。
例えば、
①色留袖 ②訪問着 ③付下げ ④色無地 ⑤紋付きの江戸小紋の順ではありません。
色留袖は紋の種類や数、仕立て方によっては第一礼装になります。
比翼にしない場合は紋の種類と数で変わります。
訪問着は古典柄で華やかな如何にも結婚式向きの格調高いものもあれば、紬の絵羽も
あります。まったく用途が異なりますよね。
古典や吉祥柄ではなく幾何学的な模様や辻ヶ花のような洒落た感じでパーティー向き
だったり、観劇向きだったり。
付下げも大人しい柄付けが多いですが、仕立ててしまうと訪問着かと思うほど華やかな
柄付けもあります。
稀に共八掛もあり、こうなると購入者以外は付下げとはわからないかもしれません。
色無地も別八掛もあれば共八掛もありますし、紋次第で格が何段階にも変わります。
江戸小紋に染紋を入れる方は滅多にいないと思いますので通常は縫い影紋一つで、
いざというとき礼装として着用できるように準備しておく方が多いでしょう。
袋帯と聞くと礼装用と決めつけている方もいらっしゃるかもしれませんがそれも違います。
また、礼装用と言っても第一礼装の場合は「色無地や紋付の江戸小紋にも合う」という帯
では物足りないかもしれませんね。
振袖には振袖、黒留袖には黒留袖にぴったりの最も格調高く、品よく、華やかな帯があり
ます。
準礼装、略礼装によってぴったりの袋帯がありますし、淋しい柄行の着物を帯で華やかに
見せることが出来たり、逆も出来ます。
「着物1枚に帯3本」とはよく言ったものです
袋帯は礼装用とは限らないのです。
紬に合うような洒落袋(袋帯)もあります。
京袋というものもあります。
講義では実物をお見せしながら、理解を深めていただきました。
実技は長襦袢、着物・・・でタイムアップ
帯は延長して最後まで仕上げました。
その後も基礎生は居残り自主練をされていました。
基礎の始まった頃は「お時間があったら自主練どうぞ~」と勧めても居残りされる方は
ほとんどおりませんでした。
中盤から後半になると皆さんが変わってきます。
自宅でやろうと思っていても案外できないまま、次のお稽古日になってしまった・・・という
方がほとんどです。
気持ちはあっても準備して行動に起こすのはかなりの気合いが必要です。
また家族がいるとなんかね・・・
一人のときにやろうと思っても一人で暇なときって主婦や仕事をしている方はなかなか
ありませんし、他にやりたいことや常々やろうと思っていたこともあります。
なんとか自主練をはじめても途中からわからなくなってしまって諦めちゃう・・・
自主練ってこんなものです。
初心者には実のある自主練って結構難しいと思います。先走りがちなので・・・。
紙を見ればできることがあります。
まずはそれだけでも良いのですがその辺りは少し軽んじているのかもしれず先に
進みたくなってしまうのですが想像以上に記憶が飛んでいるものです。最初はね
毎期、毎期、基礎生は同じようなのですが、基礎生を見ていると応援したい気持ちで
いっぱいになります。
あと少しです、頑張って
ご挨拶の装いです。
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