きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
どしゃ降りの金曜日、主人とお通夜へ。
以下、インスタグラムに投稿した文章とほぼ同じです
しかし、最後にちょっと加えております
薄物の江戸小紋(縫陰紋)に絽の喪帯八寸の装いと思っていたのですが葬儀の規模や立場を
考えて単衣の色無地(染日向紋)に格上げし、帯は絽の九寸にしました。
衣紋の抜き加減や半衿の見え加減など諸々控えめに装い、ヘアセットもすき毛を半分に減ら
して小さくセットして目立たぬようにしたつもりでしたが…。
想定外だったのですが受付をすることに・・・。
300人を超える弔問客。着物は私だけでした。
ご葬儀で着物を着る方が本当に減りましたね。
ずーっと前に「遺族でもない女が着物で行ったら愛人だと思われるからやめた方がいい」と
言われたことがありました。
そのときはみんなで大笑いしましたが…
喪主の方(故人のお子息、私と同い年)に「みんなが順子さんのことをあの人は誰?まさか…」と
いろいろ聞かれたそうです
他のご遺族の方からも「みんなが順子さんのこと◯◯って言ってました☺️」と言われ…
帰り際に斎場の方が近寄って来て「あのぉ〜ちょっと聞いてもいいですか?どこかの料亭の
女将さんですか?」と
スタッフの皆さんが絶対に向島あたり(場所柄)の料亭の女将さんよ!と話題になっていたそう
です。
斎場の方まで…。
着慣れた立ち居振る舞いがそう思わせてしまう?
他の方々からも声を掛けられて…思っている以上に興味をそそるのね…。
やっぱり着物では行かない方がよいのかしら?
お通夜でたくさんのお褒めの言葉をどう受け取ったらよいものか。
私の耳には褒め言葉しか入ってこないけど違う考えの方もきっといらっしゃるのでしょうね
着物はわざわざでも大変でもないのですが「わざわざ着物でありがとう」「この雨の中、着物で
大変でしよう」と言われてしまう
着物を着られる方はたくさんいらっしゃると思いますがここぞ!という式典や弔事で着物を
着られる方は少ないように思います。
私は着付を習いはじめたのは20代前半です。
そのときから着物を普段着だけではなく大切な方とのお別れのときや改まったお席でこそ
着物が良いと思っていました。
あれから30余年、時代の流れには逆らえないのかなぁ。
洋服(喪服)誂えようかなぁ…。
ここまではインスタグラムと同じ内容なのですが実体験として感じたことがあります。
葬儀に「着物でわざわざー」とか「故人との関係を誤解されるからやめた方がいい」とか、
「喪服で行くとご遺族と同格で失礼だ」など、着物に対するネガティブな発信は着物を着
る方や着物業界の方からしか私は聞いたことありません。
着物のことをよく知らない方(特に男性)は、そのようなことは思われない。
逆に喜んでくださり、感謝の言葉をご丁寧におっしゃってくださる。
着物で来るなんておかしいとか失礼だなんて全然思わないですよとおっしゃる。
着物が着られるのに洋服で参列される方が着物の人に対して辛辣なのかも・・・。
なんだかとっても悲しいわ・・・。
私は会ったことないですが「着物警察はほとんど着物を着てない人」と聞きます。
なんか似てる・・・
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