着付講師は儲かりまっか? | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。


着付講師のお免状を取得した人はどうしているのかしら。

ときどき「私も先生のお免状あるのよ〜」と言われることがあります。返答に困っちゃうあせる


お免状の活用の仕方は様々ですね。


大手の着付学院で教える、

その着付学院に所属しながら個人教室を開講している、

数名の講師で場所を借りて教える、

一人で運営していても自宅では難しいため出張スタイルで教える、

自宅と出張の二刀流もいらっしゃると思います。


集客や集金など事務的なことが苦手な方はカルチャースクールなどで教えたり、

呉服屋さんなどが主催する着付け教室で雇われ講師をしたり。


自宅に面識のない方を上げるのは正直怖いです。

家族があまりよく思わないお宅もあると思います。


着付け教室は基本的には少人数制です。

特に初心者向けはマンツーマンから3名くらいじゃないと目が行き届きません。


マンツーマンの場合、時給で考えるとボランティアに近い講師もいます。

人数が多い場合は広さが必要です。

生徒3名+講師の場合、物がない状態の6畳では息苦しいです。

 

大きな一軒家や家族が独立したりなんかで部屋が余っている(でも、子供部屋じゃ狭い)ならよいですがマンションでそこそこ広めの部屋を…となると自宅開催は非現実的。

マンションの場合は管理組合やマンションオーナーに許可が必要←コレが難しい。


無料着付け教室や呉服屋さん、カルチャースクールなどワンコイン制や安価な受講料で開催しているところも多いです。

それらに対抗するとなると受講料は安くせざる得ないのです。


雇われ講師にしても場所を借りて開講してもほとんど儲からない。

これが着付講師の現実なのです。


着付講師は仕事で着物を着ます←当然ですが。


安っぽくてテロテロ、しかも寸法が合ってない既製品にシミやカビ臭がする帯をユニホームにして、着たりキリ雀というわけにはいきません。


毎回、違うコーディネートにしたいです。

しかも、着たり脱いだりして傷むし、汗かくし💦と思うと良いものは着たくないと思う方もいて当然。


大赤字になってまで着付け教室をやる必要があるのか!?

教室だけでは儲けがないので、呉服の斡旋や販売、イベント開催、着付師、

和装関連の店舗でパート、アドバイザーなど仕事の幅を広げて収入アップを考えるのは致し方無い…かも。


でも、儲からないからあれもこれやるのではなくて好きなのだと思います。(全員とは言いません)

着付を教えることも着せることも着物を販売することも楽しいからやる方だってたくさんいらっしゃる。


あ、余談ですが某料理教室の先生に「着付け教室はお金がかからなくていいわね。材料費ゼロですものね」と嫌味を言われたことがあります。


お料理教室も器や設えにお金をかける先生もいらっしゃれば百円ショップで器まで揃える先生もいらっしゃいます。

後者に言われましたがそう思う方もいるんだぁと勉強になりました。


たださえ、無料着付け教室があるので着付けにお金なんか払いたくないと思う方もいるのは確かです。


私も着付講師になるつもりがなかったら、着付は母や本で充分と思ったかもしれません。


改めて書いてみると私は相変わらずの不思議ちゃんあせる


一人で運営しているので講師はもちろんのこと、

他にも企画、宣伝、集客、案内など事務処理も全て。

着物や帯の管理やお手入れなどお稽古以外の方が手間暇掛かります。


教室は自宅ですが賃貸マンションです。

18畳の部屋を教室として使っています。

他にリビングや寝室、ダイニングなどいくつかあります。

白金ともなると古いマンションとはいえ、なかなかのお家賃でございます。


ちなみに賃貸契約書には住居兼着付け教室、料理教室として使用と明記していただいてます←これ、すっごく重要です。


着物や帯はほとんど誂えものです。

自分好みではなくても持っていないものはつい買ってしまいます。

だって、お稽古で見て、触って欲しいのです。


上代はさておき、お仕立て代だけでも高級車が買えそうです。


ご希望があれば着物や履物などのお見立てをします。

無料です。

裏でマージンもらったりしません。逆にお勉強していただくように交渉したりします。

交通費やお茶代はもちろん持ち出しです。


イベントは主に生徒や修了生向けなので参加費はほぼ実費。

更にお土産付けちゃうからまたまた持ち出し。


そして、他装(着付師)はしません。卒業しました。


私が経営者に向いていないのがよくわかりますでしょ。


これでも楽しく、なんとかなっちゃってるところが不思議です。


そうなのです。

楽しいのです。


どうせ旦那に養ってもらって、あれもこれも買ってもらって趣味か暇つぶしなんでしょ〜と思う方もいるでしょう。


通ってくださっている方は趣味レベルかどうか分かると思いますビックリマーク


何も知らないであれこれ吹聴する人もいるし、本人をさほど知らずに噂話しを信じ、またそれを吹聴する人もいます。


このようなことは普段は口にしないし、書きませんが何となく今日は…そんな気分です。



土曜日は基礎クラスが2コマあり、その後、お仕立てのための採寸の方や譲り受けたお着物のご相談。

そして、個人レッスン。


お稽古の前はヘアセットや着付をしながら準備のためのルーティンがあり、2時間前からはじまります。


お稽古時間が終わっても片付けたりお喋りしたりで30分くらいはあっという間。


どなたも居なくなってやっとお手洗いや水分補給。


片付けて、食事を作って食べて、メールチェックやブログを書いて。


2時、3時に就寝する毎日。


うん十年後に、このままピンピンコロリといきたいわ。


確定申告の時期になると毎年、今年こそはちゃんと経営のことも考えようと思います。


年末に着物や帯の買い物リストを見て、来年は買わないと誓うのと一緒だわ〜。


既に2019年は誓いを破ったし爆笑



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味噌汁お味噌の仕込み(各種)

 なす秘伝の糠床作り
https://ameblo.jp/wayori/entry-12420134264.html
きもの体験レッスン「はじめてのキモノ着付」
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