色留袖を纏う(結婚式③) | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。


結婚式の装い、迷われる方が多いと思います。

私はほとんど着物です。


若い頃は振り袖なので迷うことはありません。

第一礼装(留袖・振り袖・喪服)に合わせる帯や小物は

準礼装と兼用できるものはあまりないと思います。


成人式のために誂えた振り袖一式は間違いありません。(のはず)

未婚の若いお嬢様でしたら結婚式やパーティーでお召しになり

華を添えて欲しいです。


年齢を重ねてくると着物でも迷います。


会場の格式や雰囲気、招待客の人数、新婦(または新郎)との関係性など。


自分がどのような立ち位置なのか把握しておかないと装いは決め兼ねます。



先月の結婚式では色留袖(着物仕立て・一つ紋付き)にしました。

帯は黒地に金の笹蔓紋です。



20代で喪服も黒留袖も誂えました。

訪問着や色無地も数枚。


しかし、色留袖は誂えませんでした。

いつ、どのような立場で着るのだろうはてなマークと思うと色味や紋様、

柄のボリューム、そして仕立て方がイメージできなかったから。


30才を過ぎた頃に出会った着付の先生(80代)が

このようなことをおっしゃっておられました。


「色留なんて着ることないわと思っていたけどおばあさんになると

華やかな訪問着よりも色留の方が品があっていいのよ。

だから、年を重ねてから色留を比翼にしないで作ったの。


あるとき結婚式に招待されて、困ったことに私が主賓なの。

主賓じゃ訪問着っていうわけにはいかないでしょ。

色留を作っておいてよかったと思ったわ。


でも、比翼じゃないから白の重ね衿を合わせたのよ」と。



新婦との関係は習い事の「講師」と「生徒」です。

(席次表には「新婦恩師」と書かれておりました。←当日判明)


他にも着付の修了生2名がご一緒でしたから、

私は「華を添える」よりも格式を重視した色留を選択。


白の重ね衿を合わせ、帯揚げと帯締めは第一礼装と同様に。

道中は対丈のシルクオーガンジーの道行で。


サブバッグも西陣で格調高く。


帯は少し迷いました。

この色留袖は母のもの。


母が最後に袖を通したのは私の結納の時でした。

(格式のある場所、娘が第一礼装。

華やかな訪問着は避け、色留を訪問着風に着用するのは

とても合っていると私は思います。


付下げや色無地でもOKですが、この場所には色留かなビックリマーク


母がどのような帯を合わせていたのか確認。


この写真ではちょうど見えませんあせる


金系で柄の細かい風景紋様です。

草木や家屋、池、鳥など留袖や訪問着などの格調高い着物に

描かれる御所解文様のような西陣の帯です。

黒留袖にも合うと思います。


これでは若輩の私には重過ぎ~叫び

なので、黒地に大きめの笹蔓文様の帯にしました。


黒地に金の帯は迫力があり、おとなしい訪問着には合いません。

でも、色留袖とはお互いよい勝負!?べーっだ!


柄が大きいものは若々しさもありますニコニコ


末広の柄は黒にしました。


修了生の装いは事前に伺っておりましたので、色も被らず、

上半身は落ち着いた雰囲気で格式高くまとめました。

立つと上前が華やかで上品、優しい色合い。

メインの花は菊で季節もぴったり。




いつの間に!?




このような場面も撮っていただくと気付きがあり、有難いです。


奈良に泊まって、翌日、正倉院展を見たかったのですが、

急遽、ホテルをキャンセルしましてとんぼ返り。


往復10時間越えですが、着物でも楽です。


着物をお持ちでしたら着物でどんどんお出掛けして下さい。

慣れです。



慣れたら、遠出だって旅行だって気軽に行けますよ音譜

 

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