きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
wayoriには、きもの着付ブラッシュアップクラスがあります。
基礎クラスの次がエレガンスクラス。
ここまでの予定でしたが、お稽古が終ってしまうと不安とか、
もっと勉強したいというお声があって出来たクラスがブラッシュアップ。
実技2時間、講義1.5時間、半年間のカリキュラム。
受講する皆さんの熱が今までとは違うので私もいつも以上に燃えます。
お稽古のコーディネートは
自分好みというよりも受講生のお顔触れを想像しながらとか、
前回とは違う雰囲気のコーデにしようかなとか考えながら決めています。
しかし、目の肥えたブラッシュアップ生には「私好み」に
着物は綿とは思えない柔らかさ、大好きな藍染めの綿薩摩
名古屋帯は吉野間道の草木染めです。
お好きな方は作家さんは直ぐにお分かりになると思います
白地に緑の輪出しは加藤萬、道明の笹浪組。
このコーディネートでお稽古だけではなくそのままお出掛けしたいと
思いましたが、ブラッシュアップのお稽古は精根使い果たします。
前半実技はいつもとは向きが変わって、私が鏡の真ん前です。
前も後ろもあちこちお見せしながらミリ単位の小技を披露。
ほんのひと手を足すかやらないかで出来栄えがどんどん変わります。
その「ほんのひと手」がたーーーーーーーーくさんあります。
基礎のはじめの頃は2時間のお稽古で、
帯まで1回通してタイムアップ&疲労困憊。
しかし、ブラッシュアップは何度も繰り返し、集中力がついに切れ、
時計を見たら、まだ1時間15分しか経っていませんでした。
本当に手が早くなりました。
頭でっかちにならないで身体が覚えようとしていました。
素晴らしい。素晴らし過ぎます、皆さん。
実技の後は休憩です。
お茶と和菓子を用意しました。
このタイミングで甘いものは元気が出ますものね。
今回はお土産もありました。
帰宅後、まずは一口パクリして、着物を片付けたり
ご自宅のことをやって欲しなと思いました。
基礎クラスのときとは帰宅後の疲労感もちょっと違ったはずです
後半の講義は、実物を見たり触ったりしていただきます。
終わってからは超急いで、ざっくり畳み、全部終わったら、
もう一度丁寧に畳み直します。
ここまでで私の電池も切れてしまいます。
翌日、1枚1枚丁寧に半日掛かりで仕舞います。
紋・箔・刺繍などもありますし、絽は畳紙の中で滑るので気を遣います。
準備・お稽古・片付けで3日掛かりですが、たくさん触って欲しいです。
特に夏物はいろいろな素材や織り方があって、
初夏向き・盛夏向き・晩夏向きがあります。
単衣も単衣に向いている・向いていないものがあります。
頭でうんちくを理解しないで、触って知って欲しいのです。
いつの間にか着物を並べてあるテーブルの方に集まっていて、
結局、そのまま立ってお稽古
帯も絽・紗・羅はもちろんですが、夏の八寸の仕立て方や、
九寸の芯のことや、単衣の時期の合わせ方なども
感覚で身につけて欲しいと思います。
小物も帯締めや帯揚げも少し見ていただきました。
あっという間の4時間でした。
皆さん疲れているはずですが「あー楽しかったわ~」と笑顔で
お帰り下さってホッとしました。
次回のお稽古ではもっと細かいところをブラッシュアップします。
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