きもの着付とお料理教室wayoriのたにぐち順子です。
昨日も松屋銀座のきもの市へ
会期中、4名の生徒さんのお見立てをしました。
今回は、一部の生徒さんにしかご案内が出来ず
心苦しかったのですが、折を見て、お誘いいたしますね。
さて、今回も素敵なお買い物が出来たと思います。
長襦袢の誂えが4枚、草履の誂えが2足、名古屋帯2本、
和装バッグや着付小物など数点。
この２ヶ月、長襦袢や草履、コート、小物類など100万円は
売り上げているかも～
と言っても、
販売は私の仕事ではありませんので、1円もバックマージンは
いただいておりません
とにかく、着物が好き
美しいものが好きお役に立てることが好き
お見立ては楽しくて、お声が掛かればスタコラサッサと出向きます
何も分からないと、着物や着物にまつわる物を買うのは、
とても難しいと思います
私だって、最初はいつも母と一緒でした。
また、信頼できる番頭さんに教えていただきながら誂えていました。
はたまた、先輩の講師達に相談しながら誂えていました。
一人でサクサク誂えるようになったのは、何十枚も誂えてからです。
皆さん、たくさんの反物や草履を目の当たりにして、
「どれにしたらいいのか全然わかりません。先生、選んでください
」と。
「はい、では、これがいいわ」なんて、言いませんよ
「とりあえず、何にでも合うもの」なんて、都合の良いものもないですよ
お洋服だって、靴だって同じでしょ
スーツ・ワンピース・デニム・・・。
パンプス・スニーカー・ブーツ・・・。
たくさん持っているでしょ
シーン別にコーディネートしているでしょ
着物だって同じですよ
まずは、普段着なのか礼装なのか。
手持ちのどれに合わせたいのか。
優先順位を決めて、数年かけて、少しずつ誂えてください。
誂えは、学びが多く、美意識アップにも繋がります。
また、自分で選んだものは愛着もたっぷり
リサイクルや既製品、インターネットもダメじゃないです
でも、１枚１枚丁寧に誂えていくことは本当に楽しく、特別な時間です。
くれぐれも「安物買いの銭失い」「安かろう悪かろう」にご注意ください。
この日の装いは伝統工芸士作の江戸小紋と西陣の洒落袋です。
どちらも20代のときに、信頼している番頭さんに見立てていただきました。
別々の機会に誂えましたが、番頭さんは私の手持ちを把握しているので、
ちゃんとコーディネートが出来るように選んでくださいます。
私も生徒の皆さんにとって、あの時の番頭さんのように、
20年経っても喜んでいただけるような着物や帯を
お見立てできるように努めなきゃ
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