おはようございます、『プログレス学習教室』の坂田です。
先日のテストが返ってきて、あるいは解き終わった直後に、
「今回はいつもより手応えがなかったな」
「ワークもしっかりやったはずなのに、なぜかペンが止まってしまった」
と感じた人はいませんか。
提出物も真面目に出して、机に向かってテスト勉強を頑張った人ほど、思うような結果が出ないと悔しいですし、「自分のやり方が悪かったのかな」と落ち込んでしまいますよね。
ただ、まず最初にお伝えしたいのは、
それは決して勉強量が足りなかったわけでも、才能のせいでもない
ということです。

ワークの丸暗記が通用しにくくなっている理由
最近の定期テストを見ていると、ワークの問題と答えをそのまま覚えて乗り切るようなやり方が、年々通用しにくくなっているのを感じます。
- 問題文が長くなり、「結局、何を答えるべきなのか」を読み取る必要がある
- 単語一発ではなく、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で書かせる
- ワークと数字や切り口を少し変えただけで、途端に難しく見えてしまう
こうした「その場で筋道を立てて考える問題」が増えているからです。
これをテスト直前の1〜2週間だけでなんとかしようとするのは、正直誰にとっても無理があります。
試験範囲のすべてを短期間で深く理解し直す時間はないので、どうしても直前は「とにかく答えを頭に詰め込む作業」で手一杯になってしまうからです。
鍵はテスト前ではなく「普段の日の5分」
では、どうすればテスト本番で落ち着いてペンを動かせるようになるのか。
答えはとてもシンプルで、
テスト前の勉強時間を増やすのではなく、
「普段の日の過ごし方」を少しだけ変えること です。
毎日何時間も復習しろ、という話ではありません。
やってみてほしいのは、学校から帰ってきたら「その日のノートや教科書を5分だけ開く」こと。ただそれだけです。
💡 5分間でやることはこの4つだけ
- 今日の授業で習った公式や重要用語を見る
- 答えを手や下敷きでサッと隠す
- 「この実験、なんでこの色に変わったんだっけ?」「途中式はどう書くんだっけ?」と頭の中から思い出してみる
- 裏紙にサッと書き出してみるか、声に出して説明してみる
人間は、覚えた直後が一番忘れやすい生き物です。
だからこそ、記憶が鮮明に残っているその日のうちに「頭から自力で引っ張り出す作業」を一度挟んでおく。
このわずか5分のひと手間があるだけで、知識の定着度はまるで違ってきます。
テスト前の景色がガラリと変わる
平日のうちにこの小さな確認をしておくと、いざテスト発表が出たときの勉強内容が劇的に変わります。
直前の貴重な時間を、「用語をゼロから暗記し直す作業」に奪われません。
基礎がすでに入った状態からスタートできるので、
「記述問題の理由をじっくり考える練習」や
「少し骨のある応用問題の解き直し」に、最初から時間を使えるようになるのです。
足場がしっかり固まっていれば、本番で少しひねった問題が出ても、「あ、これはあの考え方だな」と焦らずに組み立てられるようになります。
テスト勉強というのは、テスト期間が始まってからスタートする特別なイベントではありません。
今日受けた学校の授業から、次のテストへの準備はもう始まっています。
今夜カバンを置いたら、今日使ったノートを1ページだけ開いてみてください。
その5分の「思い出す作業」の積み重ねが、次のテストで一番の武器になってくれますよ。