勉強が本物の実力に変わる「5つの階段」 | プログレス学習教室 橿原市

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おはようございます。『プログレス学習教室』の坂田です。

学校の授業を聞いているときは「なるほど、そういうことか!」とすっきり理解できたのに、いざテストになるとペンがピタッと止まってしまう。
家に帰ってワークを開くと、昼間あんなに簡単に思えた問題がなぜか解けない。

そんな悔しい思いをしたことはありませんか。

真面目に机に向かっている人ほど、思うように点数が取れないと「自分は頭が悪いのかな」と落ち込んでしまいがちです。
でも、安心してください。せっかく理解したはずの知識がテストで使えないのは、才能のせいでも、努力が足りないせいでもありません。

原因はいたって単純です。勉強が身につくまでの「階段」の途中で、登るのをやめてしまっているからです。

「わかった」と「解ける」の間にある大きな段差

勉強したことがテスト本番でスラスラ解けるようになるまでには、5つの段階があります。

【勉強が身につく5つの階段】

① 知らない:その言葉や解き方をまだ見たこともない

② 知っている:言葉や公式を見聞きしたことがあり、名前は覚えている

③ わかる:先生の説明を聞いたり解説を読んだりして、意味や仕組みに納得できる

④ できる:ヒントを一切見ずに、自分の手だけで正解まで解き切れる

⑤ 無意識にできる:九九のように、あれこれ考え込まなくても手が勝手に動く

授業を聞いて「なるほど!」と胸のつかえが取れるのは、階段の3番目である「わかる」の場所に立った瞬間です。

このとき、頭のモヤモヤが晴れて気持ちがいいので、つい「よし、完璧だ」と満足してノートを閉じてしまいます。ですが、ここが一番つまずきやすい落とし穴です。

「わかる」というのは、誰かが引いてくれたレールの上を一緒に歩かせてもらった状態にすぎません。
自力で目的地までたどり着いたわけではないので、テストで急に手を離されると、最初の一歩をどこへ踏み出せばいいのか分からなくなってしまうのです。

答えを隠して、自分の手だけで再現してみる

テストで確実に点数を取るためには、「わかる」で満足するのをやめて、「できる」、さらには「無意識にできる」まで一気に登り切らなければなりません。

そのためのやり方は、拍子抜けするほどシンプルです。

「わかった!」と思ったその瞬間に、下敷きやノートで解説と答えをパッと覆い隠してください。
そして、手元の裏紙に、最初から最後まで自力で解き直してみる。ただそれだけです。

誰の手も借りずに正解を最後まで書き切れたとき、はじめて「できる」の段に足が乗ります。

もし途中でペンが止まってしまったら、「あ、まだ分かった気になっていただけだったんだな」と気づけばいいだけです。落ち込む必要はまったくありません。
もう一度解説を確かめて理屈を頭に入れ、また隠して解き直せばいいのです。

迷わずペンが走る「無意識」の領域を目指す

さらに、テストで時間が足りなくなったり、くだらないミスを連発したりするのを防ぎたいなら、基本問題や重要語句は「無意識にできる」まで体に染み込ませておく必要があります。

九九を言うとき、いちいち足し算の理屈を考え直す人はいませんよね。
「サンシ(3×4)」と聞けば、頭を通さずに口から「ジュウニ(12)」と出てくるはずです。

それと同じように、基本の解法や公式は、何度も紙に書きなぐって指先に叩き込んでおきます。
「頭で思い出す」のではなく「手が勝手に動く」レベルまで反復しておけば、テスト本番でどんなに緊張していても、迷わずスラスラと実力を発揮できます。

「いま自分はどの段にいるか」を意識する

机に向かっていて問題が解けなかったとき、「自分はダメだ」と責めるのは今日で終わりにしましょう。
代わりに、こう自分に問いかけてみてください。

「自分はいま、どの階段に立っているんだろう?」

「あ、いまはまだ『わかる』の段にいるだけだな。じゃあ答えを隠して、自力で解けるか試してみよう」

そうやって客観的に自分の状態を見つめ直せるようになることこそが、誰かに言われてやる勉強を卒業し、自分の足で点数を伸ばしていくための確かな一歩です。

今日、家でワークを開いたら、「わかった」のところでテキストを閉じるのをぐっとこらえて、答えを手で隠して白紙に向かってみてください。

自分の手だけで正解を書き切ったときの小さな手応え。
その積み重ねが、テスト本番での確かな自信に変わっていきます。