こんにちは、『プログレス学習教室』の坂田です。
朝晩の風がぐっと涼しくなり、夜には心地よい虫の声が響くようになってきました。日中の厳しい暑さもようやく和らぎ、少しずつ秋の気配を感じる日が増えています。
賑わいを見せる里山と、凛と咲く深紅の彼岸花
世界遺産への登録で注目を集めていることもあってか、お彼岸を迎えたこの時期の明日香村は、いつも以上に多くの観光客で賑わっていました。その活気を感じつつ、少し息抜きを兼ねて棚田の畦道へと足を伸ばしてきました。
多くの人が行き交う通りから少し奥へ入ると、あたりには昔ながらの穏やかな静けさが残っています。木々の根元に「境界」と刻まれた古い石標がぽつんと佇んでおり、そのすぐそばで深紅の彼岸花が群れをなしてすっと背筋を伸ばしていました。木漏れ日を受けながら咲くその姿はどこか凛としていて、遠い昔からこの土地でずっと繰り返されてきた季節の営みを静かに伝えてくれているようでした。
喧騒を離れた草むらに、ひっそり寄り添う白い花
さらに歩みを進めた先の草むらで、珍しい白い彼岸花を見かけました。
鮮やかな赤と透き通るような白が並んで咲いている光景は、控えめでありながら確かな存在感があり、思わず足を止めて見入ってしまいました。細く伸びた花びらやしべには朝露のような雫が残り、柔らかな光を浴びてきらきらと輝いているのがとても印象的でした。
移り変わる時代と、変わらない自然の営み
世界遺産として新たな活気に包まれる村の姿を見つめながらも、決まった時期が来れば決して忘れずに花を咲かせる自然のたくましさには、変わらない安心感と教えられるものがあります。猛暑を乗り越えて露に濡れる花を眺めていると、日頃の忙しさで張り詰めていた気持ちがすっとほどけていくようでした。
これから秋が深まるにつれて、里山の景色も少しずつ装いを変えていきます。皆さんも勉強やお仕事の合間に、ふと道端の草花や涼しい風に目を向けながら、穏やかで心豊かな秋の日々をお過ごしください。

