おはようございます。
『プログレス学習教室』の坂田です。
「単語帳を眺めているだけで、どうしても眠くなる……」
「ワークを埋めるために同じ単語を何回もノートに書き殴っているけれど、正直、頭に残っている気がしない……」
机に向かいながら、そんなふうにため息をついた経験はありませんか。
テストで点を取るためとはいえ、言われた通りの丸暗記作業をひたすら続けるのは、誰だって苦痛ですし退屈なのも無理はありません。
世間ではよく「語学をやると頭が良くなる」と言われます。
しかしこれは、辞書のように何千語も暗記したから頭が良くなる、という意味ではありません。
言葉を学ぶ本当の面白さは、自分の頭の中に「日本語とは違う、もうひとつの考え方の回路」が作られるところにあります。
英語を学ぶと「頭の使い方」が変わる理由
私たちは普段、無意識のうちに日本語のルールで物事を考えています。
たとえば、
「私は昨日、友達と公園でサッカーをした」
という文。
日本語では、一番肝心な「何をしたのか(サッカーをした)」が文の一番最後にやってきますよね。
ところが英語は、まったく逆です。
“I played soccer...”
真っ先に「誰が」「何をしたのか」を言葉にします。
日本語とは違う順番で文を組み立てようとするとき、頭の中では「どの情報を一番先に伝えるべきか?」という思考のスイッチの切り替えが起きています。
2つのルールの間を行き来しながら、「どう言えば相手にすっきり伝わるかな」と頭を働かせること。
この作業そのものが、物事を論理的に整理する力を鍛える最高のトレーニングになります。
ノート作業をお休みして試したい「手隠し」音読法
この「頭を柔らかくする感覚」をつかむために、今日から試してほしいシンプルなやり方があります。
単語をひたすらノートに書き写す作業は、いったんお休みしてみてください。
まずは意味を頭の中に思い浮かべながら、声に出してはっきりと読みます。
ここが一番のポイントです。目からのヒントをパッと遮断してしまいます。
「さっきの文、主語の次はどの動詞だったかな?」と、頭の中から手探りで言葉を引っ張り出してみてください。
この「うーん、何だっけ……」と思い出そうとする数秒間に脳がしっかり働き、言葉の並び順が頭の引き出しに深く刻まれます。
1箇所だけ「自分のこと」に変えてみる
慣れてきたら、その英文の単語をひとつだけ、自分の身近な言葉に入れ替えてみるのもおすすめです。
教科書に出てくる誰かのセリフをそのままなぞるのではなく、主語を「I」にして、今日の出来事や自分の好きなものに変えてみる。
「教科書の例文」を「自分の言葉」として組み立て直せた瞬間、英語はただの暗記科目から、自分の思いを外に出すための道具に変わります。
言われた作業をこなすだけの勉強から、自分の頭をしっかり使って言葉を組み立てる勉強へ。
今夜テキストを開いたら、気になった1文を手でサッと隠して、声に出して言ってみませんか?
ほんの少しやり方を変えるだけで、英語の手応えは驚くほど変わってきます。
