いきなりトップギアで走ろうとしていませんか? 夢中で机に向かう「ゴリ勉」に入るための助走のつけ方 | プログレス学習教室 橿原市

プログレス学習教室 橿原市

近鉄南大阪線、橿原神宮西口駅南出口から西へ徒歩2分のプログレス学習教室は、たのしく勉強できる小さな学習塾です

おはようございます。『プログレス学習教室』の坂田です。

「よし、今日こそは何時間もみっちり勉強するぞ!」と気合十分で机に向かったのに、最初の1問目でペンがピタッと止まってしまう。
気づけば机の上のプリントを片付け始めたり、スマホの画面をぼんやり眺めたりして時間だけが過ぎていく……。そんな苦い経験、誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。

やる気を出して座ったからこそ、出鼻をくじかれると「自分は集中力がないんじゃないか」「根性が足りないのかな」と、つい自分を責めてしまいたくなりますよね。
机に座っていきなり本気モードに入れないのは、あなたの意志が弱いからではありません。

冷え切ったエンジンを、いきなり急発進させていませんか?

人間の脳というのは、止まっている状態からいきなりトップスピードで走り出すのがものすごく苦手なつくりになっています。

真冬の凍えるような朝、冷え切った車のアクセルを一気に踏み込んでも、エンジンが空回りしてしまうのと同じです。
脳もまったく同じで、いきなり目の前に重たい課題を突きつけられると、パンクを防ぐために無意識に強いブレーキをかけてしまいます。

気合だけでいきなり分厚い問題集や苦手な難問に飛び込もうとするから、脳がびっくりしてエンストを起こしてしまうのです。

泥臭く夢中で手を動かす集中状態に自分を連れていくために欠かせないもの。
それが、丁寧な「助走」です。

遠くへ跳ぶために、まずゆっくり走り出す

走り幅跳びを想像してみてください。
その場に立った状態からどれだけ力んでも、遠くへは跳べませんよね。最初はゆっくりと走り出し、徐々にリズムを整えてスピードに乗る助走があるからこそ、最後の踏み切りで力強く遠くまで身体を飛ばすことができます。

勉強における助走とは、「頭を抱えなくても、手が勝手に動いてしまうくらいハードルの低いこと」から手をつけることです。

【おすすめの「助走」メニュー】

  • すでに一度解いて丸がついている計算問題を3問だけサラサラ解き直す
  • 昨日覚えた英単語を3つだけ、声に出しながらノートの端に書いてみる
  • 机の上を整えて、今日やるべきテキストのページを開いて置く

机に座ったら、まず一番苦手な応用問題や長い英文を開くのを一度やめてみましょう。これだけでも、十分立派な助走になります。

「考える」より先に「指先を動かす」

ここで一番大事なのは、「考える」ことではなく「手を動かす」ことを先にスタートさせる点です。

鉛筆を握って指先を動かし始めると、それだけで頭の中の血の巡りが少しずつ良くなっていきます。
ほんの2〜3分手を動かしているうちに体と頭がじんわり温まり、「よし、次の問題もついでにやってみるか」と自然にアクセルを踏み込める状態が整っていきます。

この助走でスピードに乗ってしまえば、少し手強い問題やまとまった量の課題にも、構えることなくすんなり入り込めるようになります。

今夜は、一番ラクな1問から

最初からトップスピードで飛び出そうとして、自分を追い詰める必要はありません。

自分が気持ちよく走り出せるように、まずは指先を軽く動かせる小さな準備を用意してあげること。
そうやって自分の調子を自分で整えられるようになることこそ、誰の手も借りずに進んでいく自立した学びの土台になります。

今夜、机に向かうときは、いきなり高い山を見上げてため息をつくのをやめてみませんか。
まずは一番気楽に解ける1問から、ゆっくりと助走を始めてみてください。

その小さなひと踏みから生まれたリズムが、気がつけば時間を忘れて夢中でペンを走らせている、頼もしいあなたを作ってくれるはずです。