こんにちは!
『プログレス学習教室』の坂田です。
「少しやってみたけれど、難しくて全然解けない。やっぱり自分にはセンスがないのかな」
「英単語が全然覚えられない。向いていない気がする」
新しい単元に入ったり、苦手な教科のテキストを開いたりしたとき、すぐに「向き・不向き」の壁にぶつかって手が止まってしまう生徒は少なくありません。
保護者の方にとっても、「向いてないから無理」と早々に諦めてしまうお子さんの姿を見るのは、もどかしく心配なものですよね。
せっかく挑戦してみたからこそ、思い通りにいかないと落ち込んでしまうのは自然な反応です。
ですが、最初の数回つまずいただけで「向いていない」と結論を出してしまうのは、非常にもったいないことでもあります。
最初の「疲れ」は、脳の通り道を作っているサイン
新しい知識や解き方を学び始めるとき、脳の中にはまだ情報の通り道ができていません。
例えるなら、草が生い茂った荒れ地を、足で踏み固めながら手手探りで進むような状態です。
誰だって普段以上のエネルギーを使いますし、「疲れる」「うまく解けない」と感じて当たり前なのです。
ところが脳は、この最初のぎこちなさや負担感を
「自分に向いていないんだ」と早とちりしてブレーキをかけてしまいます。
どんな教科であっても、最初からスラスラ解けた人はいません。
向き不向きを考える前に、頭の中にスムーズな通り道が出来上がるまでの「助走期間」がどうしても必要なのです。
向き・不向きの判断は「やり切った後」でいい
「自分に向いているかどうか」をジャッジするのは、ある程度まとまった量をやり切ってからで遅くありません。
💡 まずはここからスタート!
「この2週間、この問題集の1単元だけは本気でやり切ってみよう」と、期間や範囲を決めて飛び込んでみること。
そして、解けなかった問題に出会ったら、解説を読んで納得したあと、一度その解説を閉じます。
そして、真っ白なノートに自分の頭と手の力だけで、最初から最後まで式や答えを再現してみるのです。
最初は時間がかかっても構いません。
自力で解き直す経験を重ねていくと、あるとき急に
「あ、こういうことか!」
とパッと視界が開ける瞬間がやってきます。
自信や面白さは、あとからついてくる
この「自力で解けた」という手応えがいくつか重なると、あれほど「向いていない」と感じていた勉強が、少しずつ面白く頼もしいものに変わっていきます。
向き不向きとは、最初から決まっている才能の差ではなく、やり込んだ先で後から芽生えてくる自信のようなものです。
自転車の練習を思い出してみてください。
最初は何度もよろけて「自分には無理だ」と思うものですが、転びながらもペダルを漕ぎ続けていると、ある日突然スーッと風を切って走れるようになりますよね。
勉強の感覚もそれとまったく同じです。
今夜、机に向かって「難しくて向いてないかも」と弱音がこぼれそうになったら、
「いま脳の道路を工事している最中だな」と心の中でつぶやいて、もう1問だけ自力で解き直してみてください。
じっくりと向き合った時間が、これからの自分を支える本物の力になっていきます。