「覚えて、忘れて、また思い出す」が最強!テストでスラスラ手が動く脳の育て方 | プログレス学習教室 橿原市

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こんにちは『プログレス学習教室』の坂田です。

「昨日あんなに必死に暗記したのに、今日テストしてみたらせっかくの言葉をすっかり忘れている……」と、机の前でガッカリした経験はありませんか。

保護者の方からも、「うちの子、何度も同じ単語を練習しているのにすぐに忘れてしまって、記憶力が悪いんじゃないかと心配です」というお話を本当によく伺います。せっかく大切な時間を使ってがんばったのに、綺麗さっぱり消えてしまうのは悲しいですし、「自分は勉強に向いていないのかな」とやる気がなくなってしまう気持ち、とてもよく分かります。

でも、どうか落ち込まないでください。 実は、「覚えたことを忘れてしまう」のは、あなたがおっちょこちょいだからでも、頭が悪いからでもありません。人間の脳が正常に働いている、何よりの証拠なのです。

私たちの脳は、毎日ものすごい量の情報に出会っています。通学路で見かけた景色や、スマホで流れてきた動画、友達との何気ないおしゃべり……。これらを全て完璧に記憶していたら、脳はすぐにパンクしてしまいます。そのため、脳には「生きるために直接関係のない情報は、どんどん忘れてスペースを空ける」という、とても優秀な片付け機能が備わっているのです。

教科書に書いてある歴史の年号や英単語は、脳にとって「今すぐ生きるために必要な情報」とは判断されにくいため、1回覚えただけでは、すぐにゴミ箱へと仕分けされてしまいます。つまり、1回で完璧に覚えようとすること自体が、脳の仕組みに少し無理があるのです。

では、どうすればその情報を「大切なもの」として脳に保管してもらえるのでしょうか。 その鍵こそが、タイトルにもある「覚えて、忘れて、また思い出す」という、一見遠回りに見える繰り返しです。

脳のゴミ箱に捨てられそうになった情報を、すっかり忘れた頃に「ええっと、何だっけ?」と必死に頭をひねって思い出す。この「思い出す瞬間」に、脳は「おや、この情報は何度も呼び出されるぞ。きっと生きていくために重要なものに違いない」と判断し、今度は引き出しの奥ではなく、いつでも取り出せる手前の場所に保管し直してくれます。

忘れることは失敗ではなく、脳の引き出しを新しく作り直すための、大切なステップなのです。

今日からの勉強で試してほしい具体的な工夫は、覚えるときの回数を増やすことではなく、「思い出す回数」をスケジュールに組み込むことです。

例えば、学校のワークや単語帳をやるとき、今日がんばって覚えたページは、明日ノートを開いたときに、あえて最初から綺麗に忘れている前提でミニテストをしてみるのです。

答えを隠して、「昨日やったやつ、何だっけ?」と30秒だけ自分の頭に問いかけてみます。このとき、すんなり思い出せなくても全く問題ありません。「あ、悔しい、出てこない!」と思ってから答えを確認する。その悔しいという気持ちとセットになった瞬間、脳の記憶の回路はぐっと太くなります。

同じように、3日後、そして1週間後と、少しずつ間隔をあけながら「忘れた頃に呼び戻す」というゲームを仕掛けてみてください。何度も忘れて、そのたびに思い出す練習を重ねていくうちに、気づけば特別なやる気に頼らなくても、テスト本番でスラスラとペンが動くようになります。この「自分で自分の脳を上手にコントロールする感覚」が身につくと、勉強はもっとずっとラクで、おもしろいものに変わっていきます。

また忘れちゃった」と思ったら、それはあなたの脳が賢くなるための最高のチャンスが巡ってきたサインです。「よし、もう一回引き出しを整理しよう」と、ゲームのセーブデータをロードするような軽い気持ちで、手元のノートに向き合ってみてください。