こんにちは『プログレス学習教室』の坂田です。
定期テストで英語の点数を見て、「あんなに単語を覚えたはずなのに、どうして平均点に届かないんだろう……」と落ち込んでいませんか?まわりの友達がスラスラ英語を読んでいるように見えて、自分だけが置いていかれているような焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。
英語は一度分からなくなると、どこから手をつけたらいいか迷子になりやすい教科です。「自分にはセンスがないのかな」と思ってしまう気持ちもよく分かります。でも、平均点に届かない原因は、あなたの才能のせいでは決してありません。ただ、勉強を進めるときの「順番」が、ほんの少しずれてしまっているだけなのです。
英語が苦手だと感じている人の多くは、単語を暗記しようと必死にノートに書き殴ったり、文法の問題集をひたすら解こうとしたりしがちです。実は、これらをバラバラに頭に詰め込もうとすること自体が、脳に大きな負担をかけてしまっています。
単語という「部品」だけを集めても、それをどう組み立てるかという「設計図」がなければ、英語の文章は読めるようになりません。逆に、文法のルールだけを丸暗記しても、言葉のイメージが湧かなければ、テストの本番で文章を見たときに、どう使えばいいか分からなくなってしまいます。
平均点の壁を突破するために必要なのは、たくさんの問題を解くことではなく、部品と設計図を「セット」で体になじませていくことです。
そこで、今日から自分の部屋でスタートしてほしい、一番シンプルで強力な巻き返し法があります。それが、教科書に出てくる基本となる例文を「声に出しながら3回だけノートに書く」という方法です。
教科書の見開きページなどに太字で載っている基本の文章は、その単元で一番大切な設計図そのものです。
まずは、その文章をじっと見て、どんな意味なのかを日本語訳で確認します。そのあと、学校の先生になったつもりで、少し大きめの声で発音しながら、ノートに丁寧に書き写してみてください。
ただ目で眺めるだけでなく、口を動かし、自分の耳でその声を聴き、手を動かす。この一連の動きを同時に行うことで、脳は「単語の並び順のルール」を視覚だけでなく、音のリズムとして自然に覚えてくれます。1日に何ページもやる必要はありません。今日学校で習ったページの基本文を、たった2〜3文やるだけで十分です。
書き写したあとは、教科書を隠して、日本語の訳だけを見て英語に直せるかゲーム感覚でテストしてみてください。すんなり書けなくてもがっかりする必要はありません。そこが、あなたの脳が「まだ少し慣れていない場所」だと教えてくれただけです。間違えた部分をもう一度声に出して読み直せば、知識は驚くほど深く刻まれていきます。
英語は、机にしがみついて何時間も苦しむものではなく、お気に入りのフレーズを少しずつ自分のものにしていく、楽しいパズルのようなものです。
テストの点数という大きな数字をいきなり変えようとすると息が切れてしまいますが、手元の教科書の1行を自分の言葉にすることなら、今夜の10分間で今すぐ始められますよね。その小さな「できた」の積み重ねが、次のテストであなたを支える大きな自信に変わっていくはずです。