こんにちは『プログレス学習教室』の坂田です。
ここ数日、新学期のスタートダッシュや、年間計画の立て方についてお話ししてきました。さあ、計画が決まったら次は実行です。
しかし、いざ勉強を始めようと机に向かったとき、こんな風に手が止まってしまうことはありませんか?
「数学の宿題もあるし、英語の単語テストの勉強もしなきゃ…。あ、理科のレポートも明日までだ。…どれから手をつければいいの?」
やるべきことが多すぎてパニックになり、結局どれも中途半端に終わってしまう。これは、真面目な生徒ほど陥りやすい罠です。
今日は、限られた時間の中で最大の成果を出すための「勉強の優先順位」のつけ方についてお伝えします
こんな悩み、ありませんか?
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宿題に追われて、自分のための勉強(復習や苦手克服)が全くできない
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好きな教科ばかり勉強してしまい、苦手教科が後回しになる
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テスト直前になって、手をつけていない範囲があることに気づく
「全部大事だから、全部頑張る」というのは、理想ですが現実的ではありません。特に部活動や行事で忙しい中学生にとって、時間は限られています。
優先順位をつけずに勉強するのは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩き回るようなもの。努力の割に目的地(成績向上)にたどり着けない原因になります。
なぜ「何からやるか」が重要なのか?
人間の集中力や意志の力は、一日の中で無限ではありません。朝起きた時が最も高く、時間が経つにつれて(特に学校から帰った後は)低下していきます。
疲れている状態で「重たい課題(苦手教科や難しい問題)」に取り組もうとしても、効率が悪い上に、挫折して勉強自体が嫌になってしまいます。
また、成績を上げるためには、「今の自分に最も欠けている部分」を優先的に埋める必要があります。それを無視して、すでにできる問題を何度解いても、成績は横ばいのままです。
今日からできる!「自立学習」への具体的アクション
「何を」「いつ」やるか、迷う時間をゼロにするために、以下の3つのステップで優先順位を決めてみましょう。
STEP 1:「締め切り」と「重要度」で仕分ける(アイゼンハワーマトリクス)
全てのタスクを、以下の4つに分類します。
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【緊急かつ重要】:明日までの宿題、明日の単語テストの勉強
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【重要だが、緊急ではない】:苦手教科の克服、先週の授業の復習、テスト勉強(2週間前)
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【緊急だが、重要ではない】:友達からの(勉強に関係ない)連絡への返信、明日持っていくものの準備
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【緊急でも重要でもない】:なんとなくスマホを見る、マンガを読む
勉強時間は、まず**「1」から始め、次に「2」に取り組みます。多くの人は「1」だけで終わってしまいますが、「2(重要だが緊急でない)」にどれだけ時間を割けるかが、成績向上の鍵**です。
STEP 2:一日の中で「脳のゴールデンタイム」を活用する
仕分けたタスクを、脳の状態に合わせて配置します。
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帰宅後すぐ・集中力がある時:STEP 1の**「2(苦手教科、重たい復習)」**
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夕食後・少し疲れている時:STEP 1の**「1(宿題、暗記もの)」、またはSTEP 1の「2(得意教科の演習)」**
「宿題を先に終わらせてスッキリしたい」気持ちはわかりますが、一番元気な時間を宿題(すでに理解している内容であることが多い)に使うのはもったいないです。一番辛い勉強(苦手克服)を、一番元気な時に終わらせるのがコツです。
STEP 3:具体的なHow to「教科のサンドイッチ法」
「2(苦手)」をやるのが辛い時は、得意教科で挟んでみましょう。
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10分:得意な英語の単語暗記(ウォーミングアップ)
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30分:苦手な数学の関数(STEP 1の「2」)
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20分:好きな歴史の教科書読み(STEP 1の「2」)
こうすることで、苦手教科への心理的なハードルを下げ、集中力を維持しやすくなります。
まとめ:「やらないこと」を決める勇気を持とう
優先順位をつけるということは、同時に**「今は何をやらないか」を決める**ことでもあります。
時間は有限です。全てを完璧にやろうとせず、今の自分にとって「最も価値のある勉強」にエネルギーを集中させましょう。それができるようになれば、あなたはもう、立派な「自立した学習者」です。
今日机に向かったら、まず1分だけ、やるべきことを書き出して順番をつけてみてください。その1分が、今日の勉強の質を劇的に変えるはずです。