悩ましい国語 | プログレス学習教室 橿原市

プログレス学習教室 橿原市

近鉄南大阪線、橿原神宮西口駅南出口から西へ徒歩2分のプログレス学習教室は、たのしく勉強できる小さな学習塾です


11月2日紅葉

昨日は
ブログをお休みしてしまいましたので
11月に入って初めての記事です
今月もよろしくお願いいたしますニコニコ

最近写真を撮れていませんタラー
これは1週間ほど前の写真です
ベンチに座って
石舞台古墳を見ながら
コーヒーを飲んでいたら
消防関係の車が🚗3台通って行きました
二上山と石舞台が目に入るベンチは
とっておき朝ごはんスポット
ホントは誰にも教えたくない場所ですウインク


そこそこ長い年月
国語という教科も教えてきました
大学で学んでいたとき
国語の教職課程を選択して、
教育実習に行き
国語の教員免許も取得したのですが
いまだに
学校の国語でどれほどの国語力がつくのか
よくわからないでいます

子どものころの経験では
国語が得意科目だったにもかかわらず
学校の国語の授業で役に立ったことは
皆無でした
塾での勉強では
問題の解きかたや答えかたは学びましたが
文章を味わって読んだり
新たな見方の面白さを発見したりすることにはつながりませんでした
それは、むしろ
幼いころに読んだ絵本や
学校の図書室で借りた本や
学校帰りの本屋での立ち読みで身につけたものでした
そして、その借りた本や立ち読みこそが
読解力に直結していました

学校の国語の授業は
文章をいくつものパーツに分けて分析していきます
たかだか10ページもない文章を
何時間もかけて内容把握に努めます
面白くもなんともないうえに
パーツごとの長さが最長で
全体の把握ができず
短い文章でないと読めない子どもが出来上がってしまいます

読解が苦手な生徒さんは、大半
読んでいくうちに前のほうを忘れる
と、言います
だから、国語の問題を解くとき
全部読んでみるなんてとても考えられません
問いを読んで線のある箇所を探し
見つけたらもう一度問いを見て
せいぜい同じ段落から答えのありそうなところを探して答えます
単語や文節で答える問いはなんとか答えられます
15字以上の文字数の多い記述には手をつけず、
長い文で書かれた選択肢の問題は、単語だけに注目して勘頼り…
8年以上学校で国語教育を受けていて
それではかなりお粗末な状況ではないでしょうか

新聞がだんだん姿を消しつつあります
読まないからですが
読めないからでもあるでしょう
いま義務教育を終えても
新聞を読むだけの力はついていません
高度成長期、義務教育のみで社会に出た人たちも多くいましたが
そのひとたちは高齢になったいまでも
情報源に新聞を読んでいますよね
国語力が落ちてきていることはまちがいないと思います
それと同調するように
日本という国の力が落ちてきています
子どもの数は少なくなり
文章を読む力も低下しています
考える手段はことばです
日本語で思考するのです
読めなければ考えることもできません
国語のデフレスパイラル…


なんとかして国語力をつけるにはどうしたらいいか
模索の続く日々です